石炭の優位性 ~ 原子力と並ぶベースロード電源 --- 石川 和男

2014年05月19日 10:36

4月11日に閣議決定されたエネルギー基本計画における石炭の位置付けは、「ベースロード電源」である(資料1)。このエネルギー基本計画においても記述されているが、日本の電力需給におけるベースロード電源は、原子力、石炭、一般水力、地熱の4つ。


このうち、原子力と石炭は大規模電源であることから、今後当面は日本の電力需給に大きな比重を占めていくことは間違いない。東日本大震災以降は、原子力発電の比重が急低下しているため、天然ガスとともに発電源として、より重要な位置付けとなっている(資料2)。

石炭が他のエネルギー資源と比べてどのような優劣であるかは、まさに「温室効果ガスの排出量が大きいという問題があるが、地政学的リスクが化石燃料の中で最も低く、熱量当たりの単価も化石燃料の中で最も安いこと」である(資料1)。

そのうち、経済性での優位性については、次の通りとなっている(資料3)。

 CIF価格 ・・・ 石炭:原油 = 1:4.4 、 石炭:LNG = 1:3.9

 発電コスト・・・ 石炭:LNG= 1:3.3

<資料1>エネルギー基本計画(石炭)<
(出所:
エネルギー基本計画;平成26年4月11日閣議決定

<資料2>電源構成推移
(出所:
経済産業省資料

<資料3>石炭・ガスの価格推移
(出所:
経済産業省資料


編集部より:この記事は石川和男氏のブログ「霞が関政策総研ブログ by 石川和男」2014年5月18日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった石川氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方は霞が関政策総研ブログ by 石川和男をご覧ください。

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