富士通や東芝も進出した「植物工場」に勝算はあるか

2014年05月22日 15:00

富士通や東芝といった電機メーカーが、次々と「野菜栽培」に進出し始めて話題になっています。富士通は福島県の会津若松で、東芝は神奈川県の横須賀市で、閉鎖系の植物工場を立ち上げ、富士通はすでに「キレイヤサイ」と銘打った低カリウムのレタスを発売しています。東芝は遊休資産のクリーンルームを転用し、2014年7月からすぐに無農薬野菜を作るらしい。さらに、2014年度中には海外で大規模な植物工場も建設する、と発表しています。


こうした「植物工場」や「野菜工場」の発想、実は1970年代から試みられてきた技術のようで、農水省や経産省が一緒になって進めているらしい。技術革新が進み、とりわけ熱を出しにくいLED照明の発達が、現実化に拍車をかけたようです。

この技術のメリットは、立地も選ばず、立体化が可能で、天候に左右されず、生産管理が容易、低農薬無農薬のハードルが低く、作業がマニュアル化でき、ロボット化も可能、と数限りなく挙げられます。

一方、デメリットは、初期投資が莫大になる点、電気代などのランニングコストもかかり、現状では根菜類は難しく花や葉物野菜が主というバリエーションの少なさ、「工場」と野菜のイメージのミスマッチ、といったところでしょうか。メリットデメリットを比較すると、ITの得意な大手メーカーが進出する理由もありそうです。

ただ、野菜や花という薄利多売の商品から得られる利益が投下コストと見合うかどうか、現状では首を傾げる人も多いのも事実でしょう。東芝のケースでは、年間3億円の売上げを見込んでいるらしい。

この技術、ようするに電気エネルギーで野菜などを栽培することにほかならず、この先、日本で電気代がどれだけ高騰するか、よくわからない状況でこれは大きなリスクになりそうです。また、どれだけ安定的に大量生産できるか、大消費地に近い立地で消費者のニーズに合致した野菜をどれだけ供給できるか、といった経営管理とマーケティングにも成否がかかっているような気がします。

もちろん、すべての農産物をこうした「野菜工場」で作ることは不可能です。こうした試みのベースには、ごく普通の農家が作る普通の農作物がある。どちらもバランス良く進化発展していってほしいもんです。

gizmag
Toshiba expands to food production with indoor vegetable factory


スマートウォッチ市場で71%と圧倒的なシェアを占めているメーカーは?
Gigazine
この答え、ちょっと考えればわかりそうなもんなんだが、当然、これまでの時計メーカーじゃありません。しかし、2014年の第一四半期でスマートウォッチの世界での出荷台数が約70万台、というのはかなり少ないですね。iPhoneの一四半期の販売台数が、だいたい3000万台から5000万台くらいです。それだけにまだ伸びシロがあると考えるか、もうこれで打ち止めとみるか、ちょっと悩ましい。腕に巻くスマホ、欲しいですか?

上杉謙信を装った「塩詐欺」メールを考える
ワラパッパ
実際には、武田信玄は塩を越後の商人経由で手に入れていたわけで、別に上杉謙信が送ったわけじゃありません。武田の南には今川と北条の連合軍がいたわけで、確かに海への道の三方を閉ざされていたんだが、特に塩がなくて困ってはいなかったそうです。「敵に塩を送る」なんて甘っちょろいことが、まして戦国時代にあったわけもない。もちろん、実話だったと主張する人もいます。この逸話、謹厳実直で有名だった江戸期の儒者、湯浅常山という人が書いた『常山紀談』という本に書いてあるんだが、今でも議論になっている。このブログでは、よくある詐欺メールとしてこの故事を紹介しています。

【実験】Twitter女子の自画撮り写真のヤバさを君たちに教える
トゥキャッチ
色の白いは七難隠す、なんて言うんだが、いわゆる「女子力」とは「化力」なんじゃないかとひそかに思っとります。YouTube動画なんかで、ごく普通の女性が化粧前後のビフォーアフターの過程をアップしてたりするように、女性、特に日本の若い女性の化粧ってのは、もうキセキとしかいいようのない現象を顕わにします。この記事では、オッサンが、といっても決してキモイ系じゃないんだが、いい年をした男性がわざわざ札幌にまで出かけてメイクをしてもらい、それをTwitterで紹介している。落ち、というか、最後の写真がやはり笑えます。

The Ins and Outs of Fecal Transplants
livescience
感染症などの治療で抗生物質を使うと、体に有用な微生物や菌類も同時に死滅させてしまうことになりかねません。いったん失った腸内細菌などを再生するのはけっこう難しいことらしく、この記事では「便の移植」を大まじめに紹介しています。まだまだ人類は自らの体内に強制する菌類の力を借りなければならない、というわけ。もちろん、あらゆる治療がなくなった際の最終的な手段で、便をそのまま移植するわけではありません。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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