我々の嗅覚はどこまで配偶者を選べるか

2014年05月26日 12:30

プリミティブな情動反応を引き起こす五感の一つに嗅覚があります。もちろん我々人間にもあるんだが、性選択でパートナーを選ぶ際にもこの嗅覚が重要なセンサーになっている。個体にはそれぞれ特有の匂いがあり、免疫反応に必要な「主要組織適合性遺伝子複合体(MHC)」もこうしたパーソナルな匂いを発します。生物は相手のMHCの匂いを手がかりに配偶者を選んでいるのではないか、というわけです。


我々人間の女性の場合、MHCの一種である「ヒト白血球抗原(HLA)」という免疫関連遺伝子から発せられる匂いによって安心感を抱いたりする、という研究があります。安心感を抱きやすいのは、父親のHLAの匂いらしい。父親由来のHLA遺伝子によって、こうした反応が引き起こされると考えられるんだが、人間の女性がパートナーを選ぶときの重要な基準になっているのかもしれません。

その一方で、汗のしみこんだTシャツを学生たちに嗅がせた実験では、男性女性に限らず、自分と違う免疫パターンの異性に惹かれたり興奮する、という研究結果もあります。つまり、違うパターンの匂いに好感を持つこともある、というわけなんだが、これは、より多様な免疫遺伝子の組み合わせを獲得するため、と考えられる。

父親の匂いで安心感を得る、というのは性的に惹かれてドキドキするのではなく、ホッとする癒し系の匂いなんでしょう。同じ匂いか違う匂いか、この両者の違い、おそらく、病気に強い男性から遺伝子をもらって子どもを産み、子育ては父親のように安心できる男性に手伝わせたい、という女性の性選択戦略が背景にある。セックスの相手、つまり精子をもらう相手は違う免疫系のタイプで、結婚する相手、つまり子育てを一緒にするパートナーなら同じタイプというわけです。

表題の記事では、我々人間は、単に遺伝子だけではなく、教育や住環境など、社会的な背景もパートナーの選択に大きく影響する、と書いています。米国の調査では遺伝的に似た相手を選ぶ傾向があるらしい。人種偏見にもつながりかねないこの結果、ちょっとセンシティブな話になりがちなんだが、我々は匂いだけで恋愛相手や結婚相手を選ぶわけではない、という話です。

livescience
Genetic Match? People Marry Those With Similar DNA


日本ダービーを当てるために知っておくべき3つのこと
ガラスの競馬場
東京の目黒通りに「元競馬場前」というバス停があります。歩道の脇に馬の銅像があったりするので、ここに昔、競馬場があったことがわかる。「目黒競馬場」です。春に行われる皐月賞や秋の菊花賞と共に牡馬クラシック三冠となっている「日本ダービー」の第一回が、1932年に「東京優駿大競争」と銘打って開かれたのもこの競馬場。ちなみに「日本ダービー」の正式名称は「東京優駿」です。今年の優勝賞金は2億円、賞金総額3億8000万円。「3歳馬No.1決定戦」として、過去にディープインパクトやシンボリルドルフ、ナリタブライアン、トウカイテイオーなどの名馬を輩出しました。このブログでは、このレース結果をうらなう項目を紹介。「ダービーはダービー馬から」という格言、さて今年はどうなるんでしょうか。

4K TV Shipments Are Taking Off
BUSINESS INSIDER
この伸びはすごいです。何がといえば、4Kテレビ。米国の話なんだが、2014年2月から3月にかけて3倍近く出荷台数が伸びている。価格が手ごろになったのも大きいようで、この2年で86%も値下がりしたらしい。この記事によれば、今後の10年で4Kテレビのシェアが50%以上になることが期待され、これはハイビジョンの普及速度よりずっと早いようです。

深海のイール
barnumStudio
シラスウナギが豊漁で蒲焼きの値段が下がりそう、という報道が飛び交ってるんだが、まさに脳天気な話です。漁業資源の管理や保護についての視点がまったく欠けている。このブログもそのあたりに憤っています。ウナギの生態を考えれば、シラスウナギがたくさん来たなら、それを獲らずに天然ウナギの成魚がまた生態系に復帰できるよう、後押しすべきでしょう。幼魚を一網打尽に取り、養殖してそのまま食べてしまえば、ウナギ資源はますます枯渇するのは必然。ウナギの完全養殖にはもうちょっと時間がかかりそうなんだが、もともとのウナギ資源のほうは手遅れにならないうちになんとか手を打つべきだと思います。

Twitter、Facebook、Googleアカウントの「連携」ちゃんと見てますか?
APPREVIEW
最近、ネット通販やブラウザゲームなどの登録画面に、よくTwitterやFacebookアカウントからの同時登録が出てくるようになっています。SNSのアカウント経由でヒモ付けし、アプリ的な連携でコントロールしよう、という魂胆があるのかもしれないんだが、この記事によれば、ユーザーの知らない間にSNS上の個人情報やコメントなどの投稿機能を含むアクセス権まで渡しているんだそうです。当方は極力、複数のサイトを横断的にアカウント登録しないようにしています。多少は面倒でも一回一回ログインしなおすようにもしている。この「連携」機能、要注意です。


アゴラ編集部:石田 雅彦


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