バイロン・ウィーン氏「現在は強気相場での調整に過ぎない」 --- 安田 佐和子

2014年08月08日 08:42

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ビックリ10大予想でお馴染み、ブラックストーンのバイロン・ウィーン副会長が今朝CNBCに生出演しておりました。ちなみに今年のビックリ予想、現時点の採点表では大らかに見て3勝7敗です。

足元の相場について質問された同氏はズバリ、足元の相場に対し「強気相場の調整に過ぎない」と発言。
理由は2つ。「経済ファンタメンタルズは良好で、株価は割高ではない」から。
決算も「好調」と評価しています。

確かに米4-6月期国内総生産(GDP)速報値が4.0%増を叩き出したように、良い数字が並びました。米6月貿易赤字が原油輸入の減少を手掛かりに5ヵ月ぶり低水準となったため純輸出の寄与度が高まり、改定値では4.3%増とさらに強い伸びを達成する可能性も出てきましたしね。

事前に楽観的だった決算は、S&P500構成銘柄もうち決算発表を行った企業の76%が利益で市場予想を上回り、過去平均の67%を大幅に上回っています。売上高では65%が市場予想超えを果たしました。

それだけでなく4-6月期の利益は9.2%増と、決算シーズン直前の6.2%増をゆうに超える見通し。売上高も4.3%増と、事前予想の2.7%増を上回る公算が大きいのです。

ただし、業績期待も仮にウクライナ情勢が悪化して欧州発の景気減速が広まれば米国の影響は免れず。Fedは10月に緩和終了を宣言する見通しであることも、金利上昇を伴う混乱を招きかねません。QE1とQE2が終了した当時、米株市場は崩れていましたよね。

そうはいいつつ現状では、ウィーン氏の姿勢は正しく相場を捉えているといっても過言ではないかもしれません。調整といえば10%を指しますが、足元の相場に当てはめた場合の水準15500ドル付近まで距離を残します。弱気相場入りの定義20%にも、遠く及びません。ひとまず調整の領域を超えてくるかどうかはダウ平均16000ドル割れ、S&P500の1900p割れ、ナスダックの4300p割れの勢いで見定める必要がありそうです。

(カバー写真 : CNBC)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2014年8月6日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。

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