アイスバケツチャレンジをやってみた 氷水で社会は動くのか

2014年08月22日 18:46

津田大介さんからバトンが回ってきて、私も、アイスバケツチャレンジに参加してみた。本当は24時間以内にやらなければならないのだが、時間が作れず、22日(金)の午前に収録を行った。



やってみた。

Facebookにアップしたら、8時間で、約160人からの「いいね」がついた。YouTubeにもその後、アップしたが、6時間で約80回再生された。こんなものである。

バトンを3人に渡すことができるということで、プロレスラーの棚橋弘至選手、シンガーソングライターの山崎あおいさん、高知県在住のイケダハヤト師に打診した。正式な返事は、まだ、誰からもない。

さて、これで社会は変わるのだろうか。

この手の、意識高い系のムーブメントは、基本、私は参加しない人だ。いつも「これで、社会が変わるのか?」そう発言してこそ、「若き老害」なのである。そんな私がなぜ、今回、取り組んだのか。これで何が起こるのかを身をもって体感したかったからだ。

今回、やってみて気づいたのは、この準備は楽しいということだ。仲間たちに協力してもらい、場所などを考えた。氷もたくさん買い込んだ。

暑いので、すぐ溶けてしまう。しかも、結構な量の氷がないと、見栄えがしない。一方、氷を増やすと持つのが大変だ。

浴びてみたが・・・。冷たさと、氷がぶつかる感じに驚いたが、気持ちよかった。

城繁幸さんが、「なんか氷バケツかぶるってのが流行ってるみたいだけど、クソ暑いんだから根性見せるなら鍋焼きうどん食うとかの方がいいんじゃないか。」とつぶやいていたが、まったくの正論。いや、ビジュアル的には「ああ!」と思うのだが、これは気持ち良いプレイでしかない。まだ、「ひょうきん懺悔室」というアラフォー以上にしか分からない感じにした方が苦行感があるのだが。

そもそも、津田大介さんから依頼を受けてやったのだが、著者カーストから言うと、私はド底辺の方である。津田さんがゾウだとすると、私はそれに踏み潰されるアリのような存在である。アリは、ありのままで生きればいいのだが。向こうは金髪だが、私は茶髪だ。このあたりの差も大きい。しかも、向こうは痩せて見えることに関してプロである。完敗だ。そんな存在の私がやったところで、社会は変わらないのである。

私なんかにバトンを渡してくれたことに感謝しているのだが。

一部はジョークとして、要するに、ある程度の影響力がある人がやり、やはり同じかそれ以上の影響力のある人にバトンを渡さないと意味がない。しかも、やっている方も、ふざけてみえる可能性がある。常見陽平ごときがやったところで社会は変わらない。同じくふられていた東浩紀さん、速水健朗さんがやったら、社会は変わったかもしれないが。

社会を少しだけでも変えられる健全な影響力を持てるよう、精進することにしよう。まずはもうすぐ校了する新作『リクルートという幻想』から。

高校の先輩でもある、パラダイス山元さんが、大変に良いことを言っていた。

ALS以外にも難病で苦しんでいる患者さんはたくさんいます。氷水のパフォーマンスより、1人でも多くの患者さんにお会いできるよう、今年も🎄クリスマスまで小児病院の訪問活動を続けていきます。
既に多くの方から氷水のチェーンメールがきていますが、お断りさせて頂きます。

そう、難病の人はいっぱいいる。

私自身、病人が多い家庭で育った。家族がバタバタと亡くなっていったからだ。祖父は、人工透析をしていた。くも膜下出血で亡くなった。父は脳腫瘍だった。私が小学校5年生の時に亡くなった。それからは母子家庭になった。祖母は心臓が弱かった。母が海外出張をしている際、倒れ、心配させないように国際電話があるたび「おばあちゃんは、最近、早く寝てるの」と親戚と相談した上でウソをつき通したのも、今では懐かしい思い出だ。自分自身も、病気というわけではないが、心身の悩みをそれなりに抱えて生きている。

1万人に1人がなる難病というわけではないのだけれども、とはいえ、いまそこにある病気で苦しんでいる人は他にもいる。

ALSだけでなく、病気で苦しんでいる人がいることに気づく、そこで苦しんでいる人に、ちょっとやさしくなれるキッカケになるようなキャンペーンだったら、よかったな。

もちろん、ALSという難病の存在に気づくきっかけにはなったと思うのだが。

人にやさしく。

日々、これを大事にしようではないか。

皆さんは今回の件、どう思っただろうか?

今後の成り行きを、激しく傍観したい。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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