『もしもしにっぽん』裏話 ~ テレビゲームの巻 --- 中村 伊知哉

2014年10月16日 10:18

「パックマン」「スーパーマリオ」「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」「ストリートファイター」「バイオハザード」。

日本はいろんなテレビゲームを産んできました。遊んだことある?


任天堂ファミリーコンピュータ、ソニー・プレイステーション、セガ・ドリームキャスト。多くのテレビゲームマシンを産んできました。持ってるものある?

日本のゲーム市場は100億ドル。日本が海外に輸出するコンテンツには、アニメや映画や音楽もありますが、ゲームが全体の輸出額の95%を占めます。ビデオゲームは大きな産業であり、世界で人気を得ています。

ビデオゲームの技術はアメリカで生まれました。日本はそれを輸入して、みんなが遊べる機械やゲームソフトを開発して、独特の発展を遂げました。ファミリーコンピュータが登場したのは今から30年前。そのころ世界では、シューティングゲームやスポーツゲームがたくさん作られましたが、日本は世界にない変わった作品を生んでいきました。

例えば、「たまごっち」や「シーマン」のようにキャラクターを「育てる」ゲーム。二人が殴りあうファイティングゲーム。歴史をシミュレートするゲーム。アーケードセンターでも、「ダンスダンスレボリューション」や「太鼓の達人」のように、ダンスや音楽の腕を競うゲームが生まれて、人気を博したりします。

特に、ストーリー志向で、アニメキャラクターが活躍するゲームに人気があります。ロールプレイングゲームがその代表。「ドラゴンクエスト」や「ファイナルファンタジー」などのRPGがたくさん作られました。

最も日本らしいのは、「恋愛ゲーム」。二次元のキャラクターに感情移入して愛情を注ぐ。想いがかなわなくてイライラする。ゲームのキャラクターに意地悪されたりする。でもかわいくてしかたがない……実に馬鹿げています。

本当の人間相手の恋愛が苦手な人が日本には結構たくさんいるらしい。でも、ゲームに登場する相手となら恋愛できるんです。現実には存在しない完璧な相手とデートできるし、自分も最高の男や女になれる、っていう現実逃避なのですね。

しかも、男性向けの恋愛ゲームだけでなく、女性向けのものもあります。それも、男の子同士が恋をするという、ボーイズ・ラブのゲームまであります。もともと日本の女性は恋愛ドラマやマンガが大好きで、それがゲームでも楽しめるようになったんです。
 
どうです? 日本のゲーム。深いですよ。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2014年10月16日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。

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