リッチな女性、投資スタンスは肉食系 --- 安田 佐和子

2015年01月16日 13:08

成功への近道は、ありません。リッチな女性は、それを十分熟知しているようです。

コンサルティング会社のスペクトラム・グループが実施した調査によると、年収20万ドル(約2360万円)を稼ぐ女性のうち50%以上がリスク・テイクに積極的でした。富裕層全体の約30%を大幅に上回っていたんです。

リスク・テイカーなだけにオルタナティブ投資へのやる気も、他の追随を許しません。ヘッジファンド、ベンチャーキャピタル、プライベート・エクィティ(PE)、商品、貴金属に対する投資への意欲は平均を3倍上回っていました。投資には爪を研ぎ目を光らせ、あらゆる商品に挑んでいく肉食系な面を持つんです。

’Moves Like Jagger’でフィーチャーされたアギちゃん、2014年の年収は8200万ドル(約9680万円)!
Maroon 5 Video Shoot For "Moves Like Jagger" With Christina Aguilera
(出所:Wikipedia)

やみくもにリスクを取っているわけでは、ありません。裕福な女性投資家の約75%が、金融商品への知識を「十分に理解している」、「理解している」と回答していました。”北野誠のFXやったるで!”でお馴染みの、この方を連想させますよね。金融商品への理解度が高い理由には、教育が挙げられます。大卒が93%を占め、富裕層全体の73%を超えていました。かくいうお金持ち女性投資家の90%は、富を築く上で重要なファクターに「教育」を掲げております。スペクトラム・グループのジョージ・ウォルパー社長が、結果に対し「女性はリスク・テイクに対し鷹揚なだけでなく、知識に基づきリスクを取っている」と振り返るはずです。ミリオネア調査ではマーケットに強気な億万長者の姿勢が垣間みれましたが、こうした女性はヘッジにも長けていそうですね。

ファイナンシャル・アドバイザーを起用する傾向も高い。富裕層全般が74%に対し、高収入の女性投資家のうち81%に及んでいます。とはいえ、女性投資家のうち「自身で投資の決断を行う」との回答も38%と少ない数字が出てきています。頼るべき専門家の存在を求めるものの、なかなか運命の出会いに恵まれていないのかもしれません。

経済的に余裕のある女性投資家は、懸念材料も違います。富裕層全般の最大の不安要因は「パートナーの健康」だった一方で、女性陣は「子供あるいは孫の家計状況」だったんです。投資スタンスこそ肉食系ではありますが、子供を思うやさしい母の顔が浮かび上がってくる結果となりました。


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2015年1月15日の記事より転載させていただきました。快く転載を許可してくださった安田氏に感謝いたします。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。

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