海外からの「難民」が成田で急増中?

LCC(Low Cost Carrier)の航空券は安いが、安い分、リスクもともなう。その中で、旅行者に最も迷惑なのは、遅延やフライトキャンセル、代替地へのダイバート(divert)だろう。かなり余裕を持ったスケジュールを組まない限り、LCCを選択するのはこうした危険がある。

到着時間が遅い場合、空港からのアクセスがなくなることも予想される。表題の記事では、成田空港から東京へ深夜の時間帯にどうやって向かうのか考えている。高速バスは到着ゲートの前から出ていたりして便利だが、各ターミナルを巡回する間に満員になるかもしれない。となると最悪、成田で帰宅「難民」化する可能性がある。

羽田でも国際線ターミナル直行便以外、国際から第2ターミナル(ANAなど)、第1ターミナル(JALなど)の順で周回して各目的地へ出て行く。混雑時など、第1ターミナルで待っていても乗れない場合がある。表題の記事でも指摘しているが、このシステムはどこかおかしい。なにしろ、このエアポートリムジンのHPでさえ、必ず座れるのは国際線ターミナルから、と書いてあるほどだ。まあ、高速バスなので立っては乗れないのだが。

羽田ならまだ都内に近いからタクシーに乗っても数千円で収まるかもしれないが、成田からタクシーを使うと大変だろう。成田空港は24時間化されておらず(基本23時以降の発着禁止)、ロビーにしかいることができない。飲食系もコンビニくらいしかないようだ。フライトキャンセルをくらった「難民」がロビーの椅子を占拠することも珍しくない。いずれにせよ、LCCを利用する海外からの旅行者も増えている昨今、成田空港の場合、深夜の交通アクセスを早急に整備する必要があるだろう。

たのっちのぶろぐ
成田空港の最終バスは第3ターミナルから乗りなさい


戦車に冷房必要なし 日韓の共通認識
清谷信一公式ブログ
陸自には、太平洋戦争で米軍戦車にまったく歯が立たなかったトラウマがあるのだろう。ノモンハンでソ連の機械化装甲兵団に蹂躙されたが、耳をふさいで何も考えずに韜晦した。で、ヨーロッパ戦線ではドイツ軍の戦車に翻弄された米軍戦車にも日本陸軍の戦車は負けた。今度こそは、という思いで戦車ばかり調達し充実させたが、この記事を読む限りでは用兵の発想も旧軍のままのようだ。韓国軍のルーツは日本陸軍だが、どちらも心頭滅却して戦え、というわけだろう。

難民の受け入れという理想と現実
政治学に関係するものらしきもの
アフリカや中東からEU諸国への難民流入問題はここ十数年、ずっとあったわけなんだが、やはりいわゆる「アラブの春」で、フセインやらカダフィやら欧米が気にくわない「独裁者」を始末してから、いよいよ末期的な状況になったわけだ。その意味で米国の世界戦略というのは、マッチを付けるがポンプで火消しはしない。日本がその戦略の手先になったり巻き込まれたりするのは、実際かなり危険なことだ。BBCなどを聞いていると毎日、難民のニュースばかりだが、これはやはりトルコの海岸に溺死して打ち上げられたシリア少年の写真が大きい。人種的には北アフリカから中東は、いちおう「白人種」の範疇に入っている。イタリアへ渡ろうとした何百人もの黒人が溺死してきたが、これほど世界世論は盛り上がらなかった。

派遣社員にも「交通費」が支給されるようになる? 参議院の「附帯決議」が話題に
キャリコネニュース
現状、日本の雇用環境や行政の姿勢などから、安易に雇用の流動化を図れば、おのずから賃下げとなり、内需の足を引っ張るのは自明だ。だが、これだけ非正規労働者が増え、派遣が増えれば、国内産業のほうもそれなりに対応しないと、今度は自分が危なくなる。正社員ではければ住宅ローンが組めない、というのは今は昔だ。この記事のように、団塊世代がごっそりいなくなった生産人口に対し、雇用側も労働力のバッファを維持しつつ、質の高い労働力を確保せざるを得ない状況になっているようだ。

Googleの自動運転車部門のCEOが決定、FordとHyundaiに24年いたJohn Krafcikだ
TechCrunch
自動運転自動車、という不思議な名前はなんとかならないのか、と思う。そもそも、自動車、という名前が間違っている。まったく「自動」ではないのに、なぜ自動車なのか。この記事では、フォードからヒュンダイでクルマ会社の経営に携わってきた人物が、Googleの「自動運転自動車」を作る会社のトップにリクルートされた、と書いている。んー、ヒュンダイか。日本では売れそうもないが、大丈夫なのか。


アゴラ編集部:石田 雅彦