原監督は参院選に出てもおかしくない

2015年10月18日 07:01

どうも新田です。自称アゴラの若大将です。ところで、かねてから日刊スポーツが飛ばしまくっていた巨人・原監督の辞任情報ですが、ご本人がついに球団側へ正式に意向を伝えられました。ここはオフィシャルペーパーから引用しましょう。


※退任後の去就が注目される原辰徳氏(出典;Wikipedia)
Harahara88

巨人・原監督が辞任申し出
プロ野球・読売巨人軍の原辰徳監督(57)が17日、2年契約の終わる今季限りで監督を辞任する意向を球団に伝えた。

クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第4戦でヤクルトに敗れ、2年連続で日本シリーズ進出を逃した。これを受け原監督は、神宮球場で試合後、「この2、3年、チームの力が少しずつ下降線をたどっていて、そろそろ潮時だなと。チームには新陳代謝が必要。次の世代にジャイアンツを託そうと球団に伝えた。しかし、結論はまだ出ていない」と話した。(2015年10月17日 23時00分 The Yomiuri Shimbun)

個人的に原監督の指揮官としての力量は、高く買っていたのですが、早いもので2度目の監督就任から今年で丸10年。昨年はリーグ優勝も自慢の打撃陣のチーム打率はリーグ5位。今季も最低打率となり、不振を象徴するような坂本、長野両選手らの伸び悩みを見ていると、長期政権が故の停滞感は否めないところでした。ご自身のコメントからもそのあたりの思いがにじみ出るようであります。週明けにも読売本社の協議を経て正式に辞意が了承されると思いますが、退任後の原監督の進路については、もう何年も前から政界出馬が取りざたされています。

安倍首相と異例会食…巨人原監督に囁かれる来季政界入り説
11日の夜、安倍首相が巨人の原辰徳監督(56)と公邸で会食した。野球談議やリーダー論について意見交換したとされ、原監督は会食後「野球にとっても私の人生にとっても非常に貴重な時間だった」と記者団に語っていた。だが、シーズンオフならまだしも、開幕1カ月のシーズン途中にわざわざ公邸まで出向くとは異例だ。「本当は別の話があったのではないか」と永田町ではいぶかしむ声が上がっている。(15年5月13日・日刊ゲンダイ

火のないところに煙はたたないと言いますか、上記リンク先にもあるように、原監督の政治好きは割と有名な話。各紙のベテランの巨人担当記者や原監督の番記者を経験したデスクさんであれば結構生々しい情報は耳にしていてもおかしくないと思います。ご本人の政治好きという興味・関心、津々浦々まで浸透した知名度、国民的に長年抱かれている爽やかなイメージ、自民党の伝統的支持層と巨人ファンのオーバーラップ(ここは感覚値、汗)という元々のリソースもありますが、さらに今回の監督退任時の状況を冷静に踏まえると、出馬への環境は整っているところです。

具体的には3点。
(1)現場復帰の可能性は向こう10年程度ない
巨人の後任監督に江川さんの名前も挙がっていますが、指揮官の世代交代も取りざたされています。一時的に原監督と近い世代の方が務める可能性もありますが、将来的に松井秀喜さんや高橋由伸選手が監督に就任した場合、よほどの不振でない限り5年くらいは監督をされるでしょう。次の監督が3~5年、“松井世代” が5年やるとしたら、最低8年、10年程は原さんの現場復帰はなさそうです。巨人で通算12年監督をされた経緯からも、他球団のユニホームを着る可能性も考えづらい。現場復帰がないとなると、ご自身も新しい道にチャレンジする動機付けにはなります。

(2)W主筆様がご健在&軽減税率の問題
この辺のところは私も経歴が経歴だけに波紋を呼びかねないので多くは語りたくないのですが(苦笑)、あくまで最近のニュースとロジックを掛け合わせての見立てです。仮に安倍総理が比例での知名度集票を目論見、原さんにオファーを出される場合、事前に主筆様に相談するのは必然です。主筆様としては安倍さんに貸しを作りたい動機もあります。新聞業界への軽減税率適用に向けてこれから重要な局面です。

(3)ラグビーW杯、オリンピックPR対策
これは言わずもがな。日本は2019年、20年と世界的な大会を控えるので、自民党としては監督として実績抜群の原さんを担ぎ出し、スポーツ政策の充実をアピールできます。同時にそれは国立競技場問題等で炎上しまくりのスポーツ行政のブランドを回復する上でも有用な材料です。原さんが16年参院選で当選して2、3年議員活動の経験を積んだ後、スポーツ庁長官でも文科政務官でも、政権のオリンピックシフトの目玉にすることは十分想定できます。

折しもライバル阪神も金本さんが新監督に決まり、NHKニュースでは大阪の街の声を放送するなど人気球団の注目度はやはりロッテとは違うなと改めて痛感します(泣、苦笑)。原さんもそんな人気球団の監督という激務を長年務められた後だけに少し休まれたいのは間違いなく(ご家族への慰労もあるでしょう)、来年の参院選比例区に出馬するかは五分五分、19年は可能性が高まる、というのが個人的な予測でございますが、さて、どうなりますでしょうか。ユニホームを脱いだ後の去就も目が離せなくなりそうです。ではでは。

新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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