スリランカの鉄道駅はまるで「世界の車窓から」だった --- 内藤 忍

2015年11月28日 10:29

naito151128
スリランカのコロンボに来ました。昨年の9月以来1年ぶりです。

コロンボの街に来ていつも思うことは、経済の発展とインフラの貧弱さのアンバランスです。写真は、郊外から中心部に向かう鉄道の駅です。今回視察に来ているスリランカのホテルプロジェクトの最寄駅です。

テレビ番組の「世界の車窓から」に出てくるようなのどなか風景ですが、ホームは舗装もされず、デコボコ。到着した列車も、ドアは開きっぱなしで車体もかなり傷んでいます。このような列車に2時間近く揺られて通うのは、かなりの負担です。

一方で、街の中心部を見ると、東京と変わらないような高級車も走り、オート3輪車のタクシートュクトュクは、1年前より数が減ったように思います。街が経済発展すると共に、渋滞も悪化して、一部の道路は一方通行に変更されていました。

外資系ホテルも進出ラッシュが始まっています。シャングリラホテルの建設も開始し、ハイアットは建物の外壁がほぼ完成。当初の予定より建設が遅れていますが、来年には開業すると聞きます。

空港の滑走路も1本でもうキャパシティの限界を超えているようですし、インフラ整備の実体経済へのキャッチアップを行わないと、経済成長の足かせになりそうで心配になりました。一年ぶりに再訪して、経済成長を実感することも多いですが、民間の努力だけではなく、政府が主導する投資の必要性を強く感じました。

実は、昨年から今年の頭にかけて、スリランカでは政権交代が起こり、中国に依存する政権から、各国に等距離外交をする新しい政治体制になりました。その混乱もあるようですが、今後は政治の世界でも大きな変化が期待できそうです。

友人の浦田健氏が手掛けるスリランカホテルプロジェクトは、当初の予定よりもスケジュールが遅れていますが、来年早々にはプランが確定し、その後速やかに建設工事が始まる予定です。浦田氏自身も今や、月の半分はスリランカに滞在し、現地の地主や施工会社との交渉の陣頭指揮を執っています。

新興国の投資プロジェクトですから多くの不確定要因がありますが、そのリスクの引き換えに得られる大きな可能性を現地で実感しました。

シンガポールから始まった今回の旅行もそろそろ終盤です。最後の一日もツアー参加者の皆さまにここでしか得られない情報提供をしていきたいと思います。


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編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2015年11月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。


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