軽減税率あるある !? “未来新聞”

2015年12月16日 07:00
fastfood

どうも新田です。拙著「ネットで人生棒に振りかけた!」で新人記者の頃に事件・事故の記事を書いて先輩に怒られたエピソードを紹介しましたが、2017年以降は、こんな感じの三面記事をサツ回りの新人記者たちが書くことになるんでしょうかね。2年後の本日の社会面ベタ記事を想定。

「外食分」追加請求の店員に暴行 足立
16日午後2時ごろ、東京都足立区竹の塚6のマックナルド竹の塚店で、客の男が男性店長(35)と口論となり、殴る蹴るの暴行を加えた。店長は肋骨を折るなど全治2ヶ月の重傷。店内の客が近くをパトロール中だった警察官に助けを求め、男は傷害の現行犯で逮捕された。

逮捕されたのは同区西竹の塚2、無職武藤鉄太郎容疑者(22)。足立中央署の調べによると、武藤容疑者は友人2人と来店。入店時はハンバーガーのセットを持ち帰りとして注文し、750円を支払ったが、商品を受け取った後、レジ近くのテーブルに友人たちと居座り、そのまま食事を始めたため、店長が「店内の食事は外食分にあたる」として消費税の2%分を追加請求したところ、武藤容疑者が激高し、暴行したという。武藤容疑者は調べに対し、「最初は安く持ち帰るつもりだったが、気が変わって店内で食べることにした。まさか外食分を請求されるとは思わず腹が立った」と供述。犯行を認めているという。

…というわけで、虚構新聞と違ってユーモア一切なしのガチンコ未来想定記事となりましたが(人物、店、警察署等の名前はフィクション)、すでに各所で報じられているとおり、飲食店の現場で不安が上がっております。タリーズコーヒージャパン創業者の松田公太・参議院議員も指摘するように、線引きも曖昧な部分が多く、一体どうなるんでありましょうか。

ちなみに、新聞といえば軽減税率適用は想定内ではありましたが、スポーツ紙、夕刊紙が主戦場としている駅売りの除外というのは、一体何をもってなんでしょうかね。これを除外したのは、安倍さんが大キライな“日刊ゲンダイ潰し”なのかなー(笑)と思うのは半分冗談としても、スポーツ紙は「文化水準の向上に大きく寄与」してないんですかね。それともスポーツは文化として認定されないというなら、オリンピックを開催する大義はどこへ行っちゃうのやら。

あるいは、同じ活字媒体でありながら適用されるか未定の書籍、雑誌は、彼ら出版業界が言うような「健全な民主社会を構成するための知的インフラ」じゃないのかしら。特に雑誌は有害図書を除外できない可能性が取りざたされているようですが、そもそも、我々“電子メディア”が、言論系のコンテンツを有料で販売する際、少なくともコンビニのエロ本よりは世の社会人が知見を磨くのに役立っていると思うわけですが、軽減税率を適用されないというのは、一体なんなんでしょうね?とお尋ねしてみたくもなります。

まあ、結局、軽減税率の「不公平感」のわだかまりは、見事に当初の懸念通りの展開になっているわけで、根本的にそんなもの辞めて日本国民、みな平等で税負担し、低所得者対策は別に給付金等の施策をすればいいわけで。

しかし、それにしても財源が全く見通しを立てていないということは、軍事でいえば戦略なしに敵陣に突っ込む指令が出ているようなもの。これってどうなのよ(汗)。ここで年明け国会で法案が素通りするようなら、野党の存在価値ゼロですね。いやマジで。ではでは。


新田 哲史
アゴラ編集長/ソーシャルアナリスト
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新田 哲史
アゴラ編集長/株式会社ソーシャルラボ代表取締役社長/NPO法人ICPF 情報通信政策フォーラム理事

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