元・東大生たちが天才と言う後輩の本と集会について

2016年01月06日 06:00

安部敏樹という、現役の東大生(28歳・博士課程休学中)がいます。
僕の友人の何人かが、「天才」と称している後輩です。

僕も彼が学部生のときから、一方的に知っていました。 当時からそのくらいには有名でした。 僕が彼を知ったのは確かこの記事。

残念ながら、今はブログそのものがなくなっていました。

その後、縁あって、というか縁をつくって今は彼と直接の知り合いなのですが、先日、本を出したというので、ようやく読みました。

いつかリーダーになる君たちへ
安部 敏樹
日経BP社
2015-12-11


僕がこの本を読むにあたり、最も知りたかった、感じたかったことは、彼の「天才」たる所以でした。 数回ちょっと会ったくらいで、「調子いいやつだなー」くらいの感想しか抱かず、信頼のおける僕の友人らが「天才」という彼の天才ぶりを、僕はまだ感じることはありませんでした。

…結論から言うと、この本から彼の天才ぶりはわかりませんでした。

僕が過去に「天才」だと思った他の東大生は、僕が理系ということもあり、「4次元が想像できる」とか言うすごい数学的な感覚持っていたり、ページをめくるだけで語学の教科書を覚えてしまうような医学部生など、そういうやつらでした。 安部敏樹をして、「天才」と言っているのは、また違うタイプなのかもしれません。

ただ非常に優秀なのはよくわかりました。

僕がこの域になるには、40歳までに行けるかどうかな、という感じ。 つまり、彼と僕の間には、10年~15年くらいの差を感じました。 そのくらいには、彼はとても優秀です。

本書の内容に少し触れます。

タイトルから組織運営の本かと思いきや、それよりも、議論や考え方の枠組みの整理方法が主な内容です。

プレゼンテーション、ディスカッション、ブレインストーミングや、ファイリテーション、そして、計画立案など。 帯には、「世界で活躍するリーダーを育てる」と書かれていますが、全然そんな大上段なものではなく、むしろ、働き始める前に全ての人が読んでほしい、と思えるような基本的な本です。

この本のすばらしい点は、そんな基本的なことを、きちんと文字化して、整理している点です。 また、講義録なので、会話形式であり、読みやすいのもとてもよい。

非常に主観的な感想としては、新卒で豊橋市役所に入る職員には全員読んでほしい、というよりも、新卒だけでなく、全職員が一度、読んでほしいです。

重要なことは本の内容以上に、ここに書いてある「ルール」を組織内で共有できていることです。 だから、この本には組織運営のことはそれほど書かれていませんが、組織を運営する立場にある人は、この本をメンバー全員に読んでもらうことを薦めます。

さて、安部敏樹さんは何をしている人かというと、「社会問題の現場」に行くスタディツアーを企画・運営する事業体・リディラバを運営しています。

「社会問題の現場」とは、例えば過去には、「児童養護施設見学ができる日帰りスタディツアー」や「”クリーン”エネルギーを考える、青森県六ケ所村の1泊2日スタディツアー」といった、いかにも社会問題なものから、

「ダチョウは人類を救う!?最高級ダチョウ肉を食べて未来の食を考えよう」「パパとママになる前に/助産院ツアー」など、それも社会問題っていえるのかぁ、なるほど、と思うようなものまで。

中でも僕が傑作だと思っているのが、
風俗嬢とラブホでおしゃべり!大人な女子会ツアー

僕もものすごく行きたかったけど、女性限定でした…

僕は、リディラバのテーマである「社会の無関心を打破する」という言葉がものすごく好きです。

そんな安部さんが、年1回開催し、今年で3回めを迎えるカンファレンスがあります。 過去2回、僕も参加しました。 それがこちら。

Ridilover-Social Issue Conference(R-SIC/アールシック)

日本で唯一の「社会的事業の経営者・経営幹部」向けの招待制のカンファレンスです。 2013年よりスタートしました。社会課題の解決に取り組む組織の事業運営に関するノウハウの共有、事業体同士の連携、他分野とのファンドレイジングを促進することを目的としています。

 – http://ridilover.jp/R-SIC/ 

前回は、僕も登壇者としてお招きいただき、「地域を変えていく政治のあり方」をテーマにお話させてもらいました。 今思えば、なんという安部さんの先見の明。

今回、僕は地元での行事(成人式典など)があって行けないのですが、登壇者を含め、とてもよい感じの人たちが集まっているコミュニティです。

「社会的事業の経営者・経営幹部」向け、ということですが、この分野に興味がある人なら誰でも楽しめます。 前回は僕は豊橋市の職員と行きました。 「招待制」も、必要ならば長
坂尚登の紹介と記入ください。 特に首都圏の方、過去2回は京都だったため、今回はつくば開催で近くなりましたよ!

今週末の、1月9日・10日(土日)です。

ちなみに、僕は安部さんを勝手に、おとうと弟子のように思っています。 それがこちら。
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安部さんの本、献本をいただいたのですが、実はくださったのは、安部さんじゃありません。 監修の坂口菊恵さんです。

この坂口さんに、僕は卒業研究をお世話になりました。 研究室の先輩であり、当時、博士課程の院生だった坂口さんが僕の担当をしてくださいました。 坂口さんがいなければ、僕は卒業できなかったので、本当に頭が上がりません。

ちなみに、僕の卒業研究はこんな感じです。


坂口さんの本ですが、このうち10ページくらいは僕の卒業研究です。 ちなみに、安部さんの本より、タイトルは軽いですが、読むのは難しいです。

というわけで、安部さん、一度坂口さんにお礼する食事会しましょう。
あと、次のR-SICは豊橋で開催してください。

坂口さん、僕も東大で講義したいです。

では!


愛知豊橋・長坂なおと のblog より

プロフィール
長坂尚登|1983年愛知県豊橋市生まれ。
地元の時習館高校卒業後、東京大進学、コンサルティング会社で働き、10年間東京で過ごす。2012年にUターンし、商店街マネージャーとして、豊橋のまちなかを奔走。2013年から内閣官房より地域活性化伝道師を拝命。
2015年商店街マネージャーを退職し、豊橋市議に立候補。新人トップ当選で、現職(無所属)フェイスブックページ

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