映画界2015年総括と2016年展望 --- 渡 まち子

2016年01月07日 06:25

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2015年の総評と2016年の展望です。
その前に、昨年、鬼籍に入った主な映画人をここで少しご紹介して、ご冥福をお祈りします。

アニタ・エグバーグ(女優)、レナード・ニモイ(俳優)、モーリン・オハラ (女優)、愛川欽也(俳優)、萩原流行(俳優)、川島なお美(女優)、加藤治子(女優)、安藤昇(俳優)、平良とみ(女優)、原節子(女優)etc.

映画界の星たちがまた天国へ…。合掌。

◆2015年・映画界はこうでした

2015年はアニメが興行収入ランキングを席巻しました。興収トップ10のうち6本までもがアニメです!まぁ、アニメが強いのはいつものことですが…。「映画 妖怪ウォッチ」は、どうやら年末の風物詩になりそうですね。忘れられないのは、「ラブライブ!The School Idol Movie」の圧巻の熱狂ぶり。前売り券や入場特典を求めて前日からファンが並び、非売品のグッズがオークションで高値で取引されるなど、話題には事欠きませんでした。驚異的なロングランを記録したのはもちろん、グッズや音楽、ゲームなどメディアミックスの典型で、ラブライブのファンをラブライバーと呼ぶなど、社会現象となりました。

ハリウッドの実写大作は、「ジュラシック・ワールド」「ミッション:インポッシブル/ローグ・ ネイション」「ワイルド・スピード SKY MISSION」「マッドマックス 怒りのデスロード」など、続編、シリーズものが期待通りの大ヒット。そんな中「シンデレラ」は、なかなか頑張りましたね。もちろん、なんといっても最大の話題は、年末に公開された「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」でしょう。桁違いのメガヒット作は、3部作のまだ1作目。これからますます楽しみです。

邦画はアニメに押されて実写映画の影が薄かった印象です。動きとして気になったのは、人気TVドラマの劇場版よりも、漫画(コミック)原作に勢いがあったことでしょうか。それから、作品とは少し異なりますが、劇場で導入された高画質4Kは、話題でした。まだ導入している劇場は限られますが、より臨場感あふれるヴィジュアルは、今後とも注目していきたいところです。

◆2016年・映画界はこうなるでしょう

2016年の傾向は…って、例によって、続編やシリーズものの大作がズラリと勢ぞろいしています。なんだか、毎年同じことを言ってる気がしますが(苦笑)。面白いのは、スピンオフ作品もけっこうあって、「ハリー・ポッター」や「スターウォーズ」などには注目です。ちょっと読めない作品としては(期待はしてます!)「シン・ゴジラ」でしょうか。もちろん大人向けのシブい良作もたくさんあります、ご心配なく!

さて、年が明けるとすぐに話題になるのがアカデミー賞です。第88回アカデミー賞のノミネート発表は、2016年1月14日、授賞式は2月29日(現地時間)。今回もバラエティに富んだ作品が並びそうで、楽しみですね。

作品賞として下馬評が高いのが
「ブリッジ・オブ・スパイ」「スティーブ・ジョブズ」「キャロル」「リリーのすべて」「オデッセイ」「スポットライト(原題)」「ジョイ(原題)」「レヴェナント:蘇えりし者」「ヘイトフル・エイト」「ルーム(原題)」「ブルックリン(原題)」etc.

まだ日本で公開されていない作品が多いので、予想は難しいかもしれませんが、映画界最大のお祭りなので、目が離せません。予習のつもりで注目しておいてくださいね。レオナルド・ディカプリオ、悲願の初受賞なるか? あ、ジョニーデップも? エディ・レッドメインの女装が美しすぎる!!など、話題はつきません。日本人や日本映画もなんらかの形でからんでくれると嬉しいです。

あぁっ、楽しみ!!

さて、明日からは、当ブログ通常の新作映画評がスタート。
年末に記事をUPできなかった、気になる映画もボチボチを紹介しようと思ってます。
あ、超繁忙期(公私共)はちょっとサボるかも(苦笑)。
2016年も体力が続くかぎり、映画を見ます。
皆さん、こんな私にどうぞお付き合いください!


この記事は、映画ライター渡まち子氏のブログ「映画通信シネマッシモ☆映画ライター渡まち子の映画評」2016年1月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方はこちらをご覧ください。

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