補助金の申請書、見られているは企画と◯◯

2016年01月29日 23:30

豊橋市110周年の補助金、 ぼくに直接聞こえるだけでも10件くらいが申請するようで、ここにきてようやく賑わっている様子。

そんな中、いろんなお話を聞く中で、「もったいないなぁ」と思うことがしばしばあるので、お伝えします。

ぼくは補助金の審査こそしたことはありませんが、働き始めてから仕事でも個人の活動でも、10年近くに渡り、行政の補助事業や委託事業について、多くの申請書を書いてきました。 その経験と考え方を元にお話します。

すごくざっくり言うと、行政の補助金って2つのタイプがあると思います。

  • Aタイプ: 誰かがやりたいことを、補助金の趣旨に合うなら、補助します(主として企業向け)
  • Bタイプ: 行政がやってほしいことを、効果的にやってくれる人に補助します(主として市民団体向け)

そして、今回の市制110周年補助金は、後者のBタイプです。

比較のため、先にAタイプがどんな補助金かというと、よくあるのが、

新商品開発、販売促進(海外出展など)、起業準備、つなぎ資金、雇用関係など。 会社のチャンスを拡大、あるいはピンチを支えよう、という趣旨のもので、この手の補助金は、「別に補助金なくても大丈夫だよね?」という資金力のある会社(大企業など)は受けにくいです。

これらは、補助金がなくても会社がやりたいことであり、行政からしてみれば補助金なくてもやってくれるのであれば、それに越したことはありません。

一方で、Bタイプの補助金は逆。

補助金もないのに、豊橋110周年を自主的に、手弁当で祝おうなんて稀有な人はいないでしょう。

行政からしてみれば、補助金がなければ、誰も何もしてくれない事業なのです。 そこでいよいよ本題です。 じゃあ、行政は企画といっしょに申請書の何を見ているか。

それは、実現力です。

ここに書いてあること、あなた本当にできるの?」、ここを見られています。

ここでようやく、Aタイプ・Bタイプの違いの話につながります。

例えば、今回の申請書に、年間予算額を記入する欄があります。

Aタイプを前提とした考え方だと、「(そこそこ)小さく見せておいた方がよい」、となります。 なぜなら、「補助金がなくてもできるじゃん」、と思われたくないからです。 しかし、今回は違います、Bタイプです。

僕が審査する行政側であれば、年間予算10万円の団体と、1000万円の団体が、仮に全く同じ企画を提出してきたら、1000万円の団体に任せます。

行政がもっとも敬遠すること、それは採択した事業(企画)が、適切に行われないことです。 当たり前ですが、予算規模が大きい団体の方が、その実現力があると判断されます。

自分が誰かに仕事を頼む場合、あるいは、家や車や資金運用など大きなお金を動かすときのことの考えてみれば、その気持ちが想像しやすいと思います。

もちろん虚偽記載はいけません。

しかし、会社で言えば、売上を書くか、利益を書くかで、桁がひとつふたつ違います。 団体であれば、2015年の金額が小さく、2014年が多ければ、2014年の金額も併記しておくなどもできるでしょう。

じゃあ、実現力があるかどうかは、どんなところが見られているか、どんな風に書けばよいか、そのあたりは次に譲ります。

参考 – 豊橋110周年関係の記事一覧
 http://nagasakanaoto.blog.jp/tag/豊橋110周年

では!  

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