黒服がいるキャバクラ嬢と誰もいない地下アイドル

2016年05月24日 23:01

大きなニュースになったので、ネット上でも喧々諤々の議論が起こっているアイドルへの傷害事件ですが、テレビではSNSやインターネットについてフォーカスしているようです。一方のネットではアイドルという商売のあり方などを語っている人が多い様に思います。

私もこの事件を見て異常性の高い事件だなと思ったと同時に「売れないアイドルは今、誰からも守られないんだろうなぁ」ということです。

守ることを本気で考えるべき

夜の世界には黒服やボディーガードが存在する

みなさんはキャバクラには行かれますか?私はほとんど行かないですし、自分のお金で行ったことはないのですが、キャバクラにはボディーガードや黒服と言った人たちがいます。ひどいお客さんがいればそういった男性スタッフが迅速に対応するようになっています。

数十年前、昭和の時代に遡ればキャバレーや風俗店は裏社会の人たちがボディーガードの役割をしていました。いわゆる「ケツ持ち」と言われる人たちです。彼らの睨みを効かせていることが一定の効力があったのでしょう。

このように昔から恋愛感情をくすぐるような商売をする場合、もしくは風俗のように女性と直接ボディコンタクトがあるような世界では「女性を守る人たち」がいました。勘違いして逆上してしまうお客さんやルール違反を繰り返すお客さんから女性を守るために自衛していたと言えます。

AKB、松田聖子、美空ひばりも被害に

一方のアイドル業界はセルフプロデュースといえば聞こえは良いですが、全くと言っていいほどボディーガード等から守られていません。アゴラでも家入さんの転載記事で「個人間の信用と安全性をどう担保するか」ということが大事であると言っています。確かにその通りでどうやってアイドルたちを守るかは今後のアイドル業界では重要になってくるのではないかと思います。

今回の事件の被害者である女性はあまり知名度は高くありません。無名ですから、当然ボディーガードなんていないでしょうし、マネージャーだっていつもいるわけではないでしょう。すべてセルフプロデュースしなければならないとなると、その分危険度も高くなるでしょう。

過去にはAKBも刺傷事件が起こりましたし、大物である松田聖子や美空ひばりもファンに殴られたり・塩酸をかけられるなどの事件があったようです。人気者であり、大物である彼女たちですから、当然周りに沢山の大人がいたでしょう。男性もいたと思いますが、それでも防げないことだってあるわけです。

大物芸能人や人気アイドルですらも危険な目に合うのですから、地下アイドルの彼女たちを守るためにも、ボディーガードやその他の自衛の手段が必要ではないでしょうか。

「なぜ起こったか?」ではなく「なぜ守れなかったのか?」

こういった感情的な犯行に及ぶ人はある一定数確実に存在します。ゼロにすることは出来ません。であれば「どうやってそういった犯罪からアイドルを守るか?」を考えることが今後重要ではないかと思います。今回の事件もボディーガードがいれば確実に防げたか?というと100%防げたとは言い切れません。ですが、もう少し前に対応することが出来た可能性もあります。

例えばキャバクラや風俗であれば、TwitterやSNSなどのネット上であればリアルであれ、迷惑をかけるようなことをすればそのお客さんはブラックリスト入りされます。そしてそのお客さんはお店に入れなくなります。お店に入れないだけではなく、無理やり女の子に会おうとすれば黒服などに取り押さえられて、警察に引き渡されるでしょう。

アイドル業界も本気でこういった「アイドルを守る仕組み」を作ることを検討しなければならないのではないでしょうか。彼女たちが元気に・安心して活躍するためにも、ファンの人たちがアイドルを一生懸命応援するためにも、必要なコストだと私は思います。

最後になりましたが冨田さんの回復をお祈りしております。

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松本 孝行
株式会社セカンドチャンス 代表取締役

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