清原判決、テリー伊藤の知ったかぶり論評にうんざり --- 田中 紀子

2016年06月01日 11:30

昨日は、清原さんの判決が一斉に報道されましたが、マスコミの皆さんは、どこもかしこも皆同じく裁判官の

「覚せい剤をやめるのは、あなたもわかっている通り、容易ではない。しかし、あなたは決して1人ではない。お父さん、親戚、支援者、証人として出廷した佐々木さん、地元の多くの方々、全国のファンが、あなたの更正を望んでいる。そのことを忘れないでください」

という言葉を報道していました。

私は、これを見て「やれやれ、うんざりだ・・・」と、心の底から思いました。

そもそも依存症者本人が一番こういう浪花節で、自分を誤魔化そうとするんですよね。

施設に入るか入らないかという瀬戸際になると急に、「さんざん迷惑かけたから、働いてお金を返したい」なんて殊勝なことを突然言い出すんですよね。そして回復プログラムから逃げる。

裁判官「辛い時は必要な治療を受けに病院に行け」とも言ってくれたようですが、むしろ浪花節の分かりきったおためごかしはやめて、「あなたほど依存してた人なら、一人で回復するのは到底無理ですから、必ず回復施設に行きましょう!」とそれだけを言って欲しかったですね。

そうすれば世間の人も、そうなのか~と思い、清原さんが、施設に繋がっていなかったら、「本当に回復する気があるの?」ってな論調になって、本人も例えしぶしぶでもプログラムにのれるだろうに・・・と思います。

海外セレブだってみ~んな治療施設に入ったり、回復プログラムを受けたりするじゃないですか。
ハッキリ言って、清原さんよりもっと世界的に知名度のある人達です。失うものも、プレッシャーも更に大きいでしょう。それでも施設に入ってまで取り組まなくちゃ、止まらないのに、どうして日本人だけ「親友の気持ちを考えたらやめられるはず」って思うんでしょうか?

マスコミも司法も、もう少し現実を直視して、感情論ではなく、冷静で、客観的な判断をして、言葉を発信して欲しいです。

浪花節のニセ情報を垂れ流されても、百害あって一利なし。
他の薬物依存症者の回復の妨げであり、特に薬物依存症のご家族が迷惑を被りますから、どうぞもういい加減やめて下さい。

いいですか、もう一度言いますけど、浪花節で逃げようとするのが、依存症者なんですから、その口実をこれ以上与えないで下さい。

そしてテリー伊藤さんのこの発言も迷惑ですね。

テリー伊藤 優しさが清原被告更生妨げ?(デイリースポーツ)

これまた依存症者が言い訳で使う様なセリフをわざわざ肯定しないで欲しいです。
テリーさんは、回復施設の仲間のこと一体何を知ってるんでしょうか?こんな発言、周りの仲間にも失礼です。

それに田代まさしさんが何で回復できなかったかと言えば、仲間に繋がれなかったからであり、今は団体生活で仲間に繋がれたから回復できたんですから。

依存症のこと知らない人は、知ったかぶった発言、印象論で語らないでいただきたい。そういう否認を増長させるような発信が増えることで、命を落とすんですから、「知りもしない自分が、無責任なことを発信しちゃいけない」と、肝に銘じて欲しいですね。

でも、ちょっと嬉しい話も見つけました。

執行猶予中の再犯実刑にせず(共同通信)

おそらくこれクレプトマニアなのだと思いますが、治療を優先し、実刑にしないでくれたんですよね。
時々こういう裁判官ていますよね。執行猶予中の執行猶予。我々の俗語でW執行と呼ばれるやつですね。

依存症とリラプスはつきものです。
でもリラプスしてもこうして、周囲の方々が忍耐強く、回復に繋げてくれれば、必ず回復し続けていくことができると思います。

この裁判官さんには、直接御礼を申し上げたい位です。
先例をつけて下さり、ありがとうございます!

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