昨日、安保法制の5党合意に基づく協議会が開催されました。
3月28日にも行われましたが、そちらはキックオフ・ミーティングのようなもので、今回が実質的な第1回目となります。
各党の代表クラスが意気込みを表明した後、外務省、防衛相、内閣官房・国家安全保障局の方々から諸外国の制度に関する説明を受け、それを踏まえて意見交換と今後についての話合いを行いました。
色々と意見は出ましたが、今回の決定事項は会の名称を「平和安全法制に関する5党協議会」にするということ、そして次回以降は実務者協議を進めていくということくらいでした。私の方からは国家の最重要事項なので参院選の期間中であっても関係なくどんどん進めるべきであることと、遅くとも7月には各党が案を持ち寄って具体的な話に入るべきだと提案させて頂きました。
去年の安保法案の審議中に5党合意をまとめ上げるとき痛感したことですが、5党の意見を一致させるというのは至難の業。明確に期限を決めてやる必要があります。今後は各党が緊密に連絡をとりあい、タイミング逃さずに会を重ねていくことが肝要です。
アメリカの次期大統領争いが繰り広げられていますが、近いうちに集団的自衛権の行使を要請されることも十分ありうる状況です。早急に制度を設計し、必要な法整備を進められるよう、積極的に議論をリードしていきたいと思います。
編集部より:この記事は、タリーズコーヒージャパン創業者、参議院議員の松田公太氏(日本を元気にする会代表)のオフィシャルブログ 2016年6月1日の記事を転載させていただきました(画像はホワイトハウス公式サイトの動画より)。オリジナル原稿をお読みになりたい方は松田公太オフィシャルブログをご覧ください。
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