小金井殺傷事件の犯人にGPS装着を

2016年06月09日 11:30

被害者の女性タレントの意識が回復したことは嬉しいニュースだ。しかし、殺人にならなかった以上、数年で出所して社会復帰だろう。再び被害者が怖い目にに合わされる可能性も高い。

私は現行制度で、刑罰が死刑・懲役・禁固・罰金にほぼ限られていることにかねてより疑問を呈している。犯罪防止や懲悪というためにも、再犯防止、財政コスト削減の観点からも、もっと多様化すべきだ。

たとえば、性犯罪者には、GPS装着、住所公開による隣人による監視、薬物による性欲減退(科学的去勢という人がいる)などを、先進国でも採用しているところもあり、検討すべきだ。

GPSは薬物、組織犯罪、ストーカーへの対策としても有効だし、執行猶予、仮釈放や塀の外に時間を限って出すオープンな刑務所運用と併用することでも役立つ。覚醒剤など薬物犯罪ならGPSと抜き打ち検査の義務化の組み合わせも有効だ。

刑務所のコストは一人あたり年に200~500万円といわれ、海外では経費節減のため受刑者を減らすことが議論されている。離島など警備しやすいところに収監するとか、やや厳しく危険がある程度伴う労働と刑期の短縮を受刑者の選択と裁判所等の判断で導入するのも一考だ。


編集部より;この原稿は八幡和郎氏のFacebook投稿にご本人が加筆、アゴラに寄稿いただました。心より御礼申し上げます。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授

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