いま動画で話題の「初めての再会」とはなにか?

2016年07月03日 06:00

水越さん

※写真右は「なんでも鑑定団」・北原照久氏、左は水越氏。

皆さまは「動画マーケティング」をご存知だろうか。動画マーケティングとは、簡単に説明すれば「動画を活用したマーケティング」のことである。イニシャルコストが低いことから動画マーケティングはブームになっているが、成功するにはいくつかの秘訣があるようだ。

今回は、動画チャンネル「メディカツ」を運営する、水越浩幸氏(以下、水越)に動画マーケティングの効果的な運用方法について聞いた。

●「ありのまま」を伝えることでフアン層が形成される

――水越は、動画の活用方法について聞かれる際に「ライブ動画以外に商品やサービスを紹介した2〜3分の短い動画をYoutubeにアップしていきましょう」と話すそうである。

水越 動画と言うと、多くの方は「ビデオカメラで撮影、パソコンで編集してアップロード」という一連の作業が必要だと思い込み、始める前からわたしにはできないと決め込む方が意外にたくさんいらっしゃいます。そこでわたしが皆さんにお勧めしている方法は、iPhoneや、iPadの動画活用です。これらApple製品をオススメしているのは、iMovieという優秀な動画編集アプリが使えるからです。これを使うことにより、撮影、編集、Youtubeへのアップロードが、一つの端末のみで完結できるのです。

――それでは、Youtube動画には、展開するうえでどのようなメリットがあるだろうか。水越は次のように答えている。

水越 まず大きなメリットとしては、「検索で見つけてもらいやすい」ことです。Youtubeに動画をアップロードすると、数時間から数日でGoogleの検索結果に反映されます。検索結果に出てくるYoutube動画は、サムネイルが付いているため検索が容易で目立ちます。上手く反映されていればそれだけクリック率が高くなります。検索結果の上位に出したいと思ったなら、先ずはYoutube動画の活用を始めてコツを覚えることが得策です。

――アップロードの方法と効果は理解できた。具体的な運用方法について聞いてみよう。

水越 例えば、Googleで「武蔵小金井 メガネ ブランド」と検索してみてください。1ページ目にサムネイル画像のついた「メガネのマエダ」しか出てこないはずです。クリックするとYoutubeの動画が再生されます。メガネのマエダはクライアントなのですが、安売りのメガネではなく、その人に合わせたしっかりしたメガネを売る老舗のメガネ店です。

動画を展開する前は、WEBサイトを持っているだけでした。情報を全く発信していなかったため、検索しても1ページ目には出てきません。そこで、毎日iPadで2本の動画を作成してYoutubeにアップしてもらったのです。同時に毎月2回店頭で、Ustreamによる1時間のライブ番組を始めました。Youtubeの動画だけではリアリティが足りないので、社長やスタッフが出演して「ありのままを伝えるライブ動画」を流していきました。

――その効果はどうだったのだろうか。あくまでも一つの事例ではあるが、フアン層が形成されることで一定の効果が見込めることがお分かりいただけると思う。

水越 まず、ありのままを伝えるライブ動画を流すことで、コアなフアン層が形成されていきました。2ヶ月後から山口県、秋田県、和歌山県などから在庫の問い合わせが入り、メガネの注文が続々と入りました。遠方からメガネを購入してもらうということは、チラシ広告で営業してた頃には考えられないことです。現在は全国にとどまらず海外からのお客様もあります。ちなみにYoutube動画の本数は、現在1,000本以上になりました。

●全ては「初めての再会」に集約される

水越が運用しているメディカツは2010年5月、インターネットテレビ「自分TV(R)」として配信を開始した。番組の配信回数は、これまでに300回を数える。主な出演者は、「なんでも鑑定団」でおなじみのおもちゃの鑑定士・北原照久、歌手の岩崎宏美、シンガーソングライターの杉真理、元巨人の篠塚和典、漫画家のかわぐちかいじ(順不同、敬称略)などの著名人も多数ゲスト出演している。なぜ多くの人に支持をされるのだろうか?その秘訣を水越は次のように答えている。

水越 番組は毎週1回配信するのですが、数ヶ月経った頃、周囲に変化が出てきました。参加するセミナーや交流会で出会う人が、笑顔でこう言うのです。「いやー、初めて会った気がしません!」。初めて会ったのに、初めてのような気がしない。初めなのに、まるで再会したような感覚を覚えました。わたしはこれを「初めての再会」と称しています。

動画は、「声」「表情」「話し方」などから、その人の雰囲気をつかむことができる。番組を繰り返し視聴することで会ったことがあるような錯覚に陥るのだそうだ。「初めての再会」。ぜひ覚えておきたいキーワードである。

水越の新刊
これからの中小店は「動画」で販促・集客しよう!』(同文舘出版)

尾藤克之
コラムニスト

追伸

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