大阪に行って気が付いた、東京の圧倒的存在感

2016年07月12日 11:43

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東京を離れて、ふらりと大阪にやってきました。セミナーでトンボ帰りしたことはありますが、ゆっくり宿泊して地元のお店で食事をするのは久しぶりです。

いつも宿泊している梅田のホテルを今回も予約しました。東京、京都、沖縄にもある究極のホスピタリティで知られるホテルです。接客やチェックインのオペレーションは相変わらずの素晴らしさですが、室内はやや老朽化が進み、インフラ整備をそろそろ行う時期に来ていると思いました。

行きたいと思っていたレストランが休日だったのので、ホテルのコンシェルジュに頼んで串揚げのお店を紹介・予約してもらいました。

夕方出かけたお店はそれなりの高級店で繁盛していましたが、数本を食べたところで、お店を出ることにしました。東京では通用しない20年前の串揚げの味でした。

そして、気を取り直してネットで見つけた大阪で一番評価が高いという北新地にあるワインバーに入りました。

こちらは、グラスでシャンパンが4種類、白と赤も4~5種類選べるというお店(写真)。一緒に注文したチーズもコンテ、ウォッシュ、ブルーと保存状態の極めて良いものが出てきました。先ほどとは別世界のお店です(今週の資産デザイン研究所メールの「グルメ設計塾」で紹介することにしました)。こちらは東京に出店しても充分通用すると思える素晴らしいお店でしたが、このような洗練された高いクオリティのお店は、残念ながらあまり見つかりませんでした。

大阪も外国人観光客で賑わっていて、活気を取り戻していると聞きますが、お店に入ったり、繁華街を歩いてみると、東京と随分差があるなと以前より強く感じるようになりました。チェーン店が増えて、地域の特色が無くなっているのに、建物や道路といったインフラの整備に差があるので、以前のような面白い街ではなく、昭和なイメージがまだ残っている古い街という印象になってきているのです。

短い滞在期間の印象だけで決めつけるのは危険だということを承知の上で感じたことは、東京とそれ以外の国内都市の格差は既にかなり大きくなっており、東京オリンピックによって更に拡大すると言うことです。

東京は大阪や名古屋と比較されるべき都市ではなく、パリ、ニューヨーク、ロンドン、香港といった世界の国際都市と並べられる存在に、これから更に抜きんでていく可能性が高いのです。

商業ビルや道路、そして鉄道が急ピッチでリニューアルされて、オリンピックに向けて外国人の受け入れ態勢を国を挙げてサポートしている東京と、それ以外の都市では、これから数年で投入される資源のボリュームが圧倒的に違います。東京への集積が進めば、スパイラル的にヒトもモノもカネも東京の中心部に押し寄せてくる。

大阪の繁華街に出かけて、これからの日本の変化とその中での投資戦略について、1つの重要な仮説が見えてきた気がしました。

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※内藤忍、及び株式会社資産デザイン研究所をはじめとする関連会社は、資産配分などの投資アドバイスは行いますが、金融商品の個別銘柄の勧誘・推奨などの投資助言行為は一切行っておりません。また投資の最終判断はご自身でお願いいたします。


編集部より:このブログは「内藤忍の公式ブログ」2016年7月12日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は内藤忍の公式ブログをご覧ください。

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内藤 忍
資産デザイン研究所社長

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