蓮舫&安倍:国民性を配慮した発言の大切さ

2016年12月29日 06:05
安倍&蓮舫

首相官邸サイト、民進党サイトより(編集部)

安倍首相の真珠湾での演説。アメリカだけでなく世界各国での取り上げ方の大きさと好意的反応に満足している。イギリスのBBCは生中継。スペインの国営放送もトップなどアジアはもちろん欧米での反響が大きい。

内容は、アメリカ人にどういったら受けるか、よく練られたものであることに感銘する。とくに、「昨日、私は、カネオへの海兵隊基地に、一人の日本帝国海軍士官の碑(いしぶみ)を訪れました。その人物とは、真珠湾攻撃中に被弾し、母艦に帰るのをあきらめ、引き返し、戦死した、戦闘機パイロット、飯田房太中佐です。彼の墜落地点に碑を建てたのは、日本人ではありません。攻撃を受けた側にいた、米軍の人々です。死者の、勇気を称え、石碑を建ててくれた。碑には、祖国のため命を捧げた軍人への敬意を込め、『日本帝国海軍大尉』と、当時の階級を刻んであります。The brave respect the brave.『勇者は、勇者を敬う』アンブローズ・ビアスの、詩(うた)は言います。戦い合った敵であっても、敬意を表する。憎しみ合った敵であっても、理解しようとする。そこにあるのは、アメリカ国民の、寛容の心です。・・」といったくだりは、これまでの日本の首相ではなかなかいえなかった。

もちろん、それは、日本人に対して、あの戦争を戦った兵士たちへの敬意を口に出来ない日本人への教育効果もあろう。

一方、 蓮舫さんのブーメランは日常茶飯事ですが本当に懲りない。東京オリンピックでブーメランが種目に採用されたら金メダル間違いないが、どこの国の代表かは知らない。それにしても、安倍首相と橋下氏が食事したのを揶揄して、「おまえとも食ったじゃないか」と切り替えされたのはお粗末な話だ。

さらに、仕事納めでは、「明日は糸魚川に視察に行くことになりましたが、素晴らしい仕事ぶりを発揮して、移動だけで1都5府県です。『こんな日程をありがとう』と、最後に役員室の皆さんに愛情を込めてお伝えをしたいと思います」と述べたそうだが、被災地視察を笑いのたねにするのは日本人相手にはやめておいた方がよいと思う。

日本人離れした感覚を野党第一党の党首になって売りにしてどうするのか。育った文化が違うのは別にいいが、蓮舫さんの場合、日本の国民性とか文化を理解しようという姿勢がないことは、二重国籍以前によろしくないと私は言い続けてきた。

「蓮舫『二重国籍』のデタラメ」(飛鳥新社)はおかげさまで順調。蓮舫さんのことだけでなく、アジアの問題を考えるたねとしても有益かと思う。台湾にも一章をあてて、台湾の人々たちへの法務省の理不尽な扱いについても論じてます。

蓮舫「二重国籍」のデタラメ
八幡和郎
飛鳥新社
2016-12-21
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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