一流講師に聞いた!非常事態を切り抜ける方法とは?!

2017年01月23日 06:00
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左は税理士の石川和男氏、右は代表の大谷由里子氏(1月21日筆者撮影)

昨年の12月28日に「夢を実現すると評判の日本一の講師オーディションに参加してきた」という記事をエントリーした。そのご縁で一昨日、志縁塾主催のセミナーに参加する機会があった。非常に興味深い内容だったので読者の皆様にもご紹介したい。

志縁塾代表の、大谷由里子(以下、大谷氏)は故横山やすし氏のマネージャーをつとめ、宮川大助・花子、若井こずえ・みどりなど当時、若手だったタレントを次々に売り出したマネージャーとしても知られている。

■講演中にさりげなくトイレに行くワザ

――講師が実演中に困ることは結構ある。「場が盛り上がらない」「聞かずに寝ている」など様々である。表面的な問題には対処方法が存在する。最も困るのは生理的な問題である。

「吉本興業時代、タレントさんたちが、本番前に必ずトイレに行く姿を見てきました。たかだか、30分の漫才なのに、何度もトイレに行く芸入さんもいました。彼らは、『舞台でトイレに行きたくなったら嫌やろ』と言ってました。いまはその気持ちが分かります。講演の場合は始まれば90分はトイレに行けないのです。」(大谷氏)

「講演会場のトイレは、休憩時間になると混みますので別の階にないか、事前に調べておくと安心できます。あるアイドルグループのコンサートで、メンバーの一人が、『ごめん、おなか痛い。トイレ行ってくる』と、抜けたことがあります。そのときは、ほかのメンバーが話をつないで穴埋めをしました。」(同)

――ところが、講師は通常1名だから簡単ではない。我慢をすることで、パフォーマンスが落ちても得策ではない。ではどうすればよいのだろうか。

「わたしは、そんなとき、『じゃあ、これから考えてもらう時間にします。自分で考えて紙に書いてください』と、お題を出して、こっそりトイレに駆け込みました。ほかにも、『このあたりで疲れている人もいそうなので、休憩にします』と、さりげなく休憩時間にする方法もあります。」(大谷氏)

講演中には何が起こるかわかりません。いざという時のための準備は、『やりすぎ』ということはないのです。」(同)

■時間通りに終わるちょつとしたコツ

――学生時代を思い出してもらいたい。チャイムが鳴って授業が終わらない先生に苛立ちを感じたことはないだろうか。

「大人も同じです。聞き手側は、時間になっても終わらない講師にイライラし始めます。参加者の中には後のアポを入れている人もいるでしょうし、会場から文句を言われることもあります。主催者は、社員の残業代を心配しなければいけない場合もあるでしょう。」(大谷氏)

「ブロ講師であろうとなかろうと、講演の終了時間を把握して、時間通りに終わるということはとても大切なことなのです。」(同)

――講師をしていれば次のような経験をしたことがある人も少なくないだろう。「前の人のパートが長引いて時間を大幅にカットされた」「後がつかえており、予定していた持ち時間の半分に収めるように依頼された」。このような非常事態でも上手く対応する方法がある。

「わたしは、講演を何分にでも時間調整できます。『そのとき』『その場で』、です。時間調整をするためのコツは、先に述べたように『これでシメるんだ』という5分ほどの『シメ』の話をしっかりと作っておくことです。さらに『シメに導くための5分の話』を用意しておくとさらに余裕ができます。合計10分間の余韻を残せるからです。」(大谷氏)

「シメがしっかりしていれば、『今度はちゃんと話をしてほしい』とさえ思ってもらえることもあります。時間通りに終われない講師、講演の長さが調整できない講師は、いくら話の内容がよくても敬遠されます。」(同)

――大谷氏によれば、最近では講師になりたい人が増えているという。講師には資格があるわけではない。名乗ればその時点から講師である。実力を高めて指名される講師になるためにも技術を習得しておきたいものだ。

尾藤克之
コラムニスト

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