ワンオクTakaよ、それはロックではない

2017年01月27日 11:30

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カズレーザーならぬ、常レーザー的に全身真っ赤のコーディネートだぞ。カットとカラー(これまでヘアダイと書いていたけど、ナウなヤングはカラーって言うんですってね)をバッチリと。色は前回同様、ブルーアッシュなのだけど、新しいヘアカラーが出たそうで、ブリーチしなくても、ダブルカラー(ブリーチした後に、色を入れるやつね)っぽい色になるのだ。入れて1日経ったのだが、やや色が進み。ワンオクのボーカルみたいな色だなあと思っていた。

そんな中、このニュースだ。神ってる。

ワンオクTaka、日本人ファンのマナーに苦言「限度ってものがある」(シネマトゥデイ) – Yahoo!ニュース

きた。

ファンとマナー問題だ。しかも、海外ツアーにおける。要するに、彼らが海外ツアーしているのだが、毎回、最前列が日本人だったり(しかも、同じ)、パシャパシャ写真を撮影されたりして、ややお怒り気味というやつだ。

この人は何年、ロックミュージシャンやっているんだろう。現地で追っかけをやっている日本人の気持ちも分かっているんだろうか。そんなものは、場所が日本でも全く変わらないわけである。ワンオク(どうでもいいが、最初、ワン・オーケー・ロックって読んでたぞ、日本人以外も最初はそう読むと思うぞ)が来ることを楽しみにしていた現地の日本人もいるわけである。

このようにメディアで苦言を発信するのも結構だが、ファンはファンで、心のままに活動している。まだ、前の方を牛耳ったり、突然写真を撮るくらいにおさまっているのだから、いいではないか。


まだファンがキャーキャー言うだけいいではないか。先人ラウドネスは80年代前半から海外ツアーをしているのだが、大御所の前座として出演し、ウイスキーのボトルが飛んできたり、ブーイングを浴びせられながらもライブを行った。別に日本人じゃなくても、前座はそれくらい嫌がらせをされる場合もあるわけで。

彼のコメントでは同じファンがずっとついてきている風になっており、そのファンの絶大なる経済力に驚くわけだが。もっとも、海外をツアーしようとも現地には日本人がいるわけで。楽しみにしていたファンというわけだ。

なお、2014年に、NYを旅行していた時に、現地でMAN WITH A MISSIONのライブを見る機会があったが、別に会場は満員ではなく7割くらいの入りだった。会場は日本人というか、東洋人率が高い印象だった。そもそも、NYには日本人が多数住んでいるものである。日本からアーティストがやってくるということで、テンションが上がってしまうわけだ。これは、日本で来日アーティストのライブを観に行くと日本在住の外国人が集まるのと一緒だ。

ひょっとすると、海外をツアーしたのに現地のファンが少ないということで嘆いているのかもしれない。まあ、申し訳ないけど、日本では売れていても海外ではそれくらいの知名度なんでしょうよ。いや、悪く言っているわけではない。でも、現実は受け入れるべきなのだ。

ファンのマナーに苦言を呈す前に最初から、マナーこうあるべしということを宣言する手もある。ワンオクよりずっと有名でキャリアも長い、ロックのカリスマ矢沢永吉などは、コンサートでの身分証チェック、飲酒入場禁止、チケット転売禁止等をルール化し、実際に運用している他、「バラードでの永ちゃんコールはやめる」とか「相手を威嚇するような恰好(特攻服など)での入場禁止」などをHPで呼びかけており、観客にもほぼ浸透している。

なお、ライブに行くたびに「永ちゃん、◯◯歌って」とか「永ちゃん、愛している!」とか叫ぶ奴がたまにいるが、永ちゃんはあしらい方も慣れている。「かまわない方がいいよ。あいつ、明日、会社で”俺、矢沢と話した”とか言うんだぜ」など言って笑いをとる。ファンは大爆笑しつつ、矢沢に従う。

ただ、そこまでやるかというのもあるが。


なんというか、ワンオクTaka、小さいなあという感じがする残念なニュースだった。矢沢永吉の自伝でも読んでもっとビッグになって欲しい。日本が恋しくなったら、移動中に「おふくろさん」でも歌いなさい。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2017年1月27日の記事を転載させていただきました。転載を快諾いただいた常見氏に心より感謝申し上げます。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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