三角関係の進化形、いまアメリカ人パートナーが嫉妬する先は…

アメリカ恋愛事情

半導体メーカー大手インテルは8日、アリゾナ州の半導体工場に70億ドル投資し3,000人の雇用を創出すると表明しました。トランプ氏が米大統領選に勝利してから、設備投資並びに採用計画を発表した少なくとも17番目の会社となります。

そのインテルの関連会社マカフィーが、現代人にとって聞き捨てならない調査結果をリリースしていました。題して「仕事と私とどっちが大事?」ならぬ「私とスマホとどっちが大事?」、アメリカ人版スマートフォン利用調査・パートナー編です。

恋人や配偶者がいるアメリカ人が自宅でスマートフォンなどを用いネットを楽しむ時間は38%と、相手と顔を合わせる時間と同じでした。スマホやパソコンなどネット利用時間が延びている証であり、ゆえに不満に感じるパートナーも少なくありません。実に40%が、自分よりスマホなどのデバイスに注意を払っていると不満を漏らしていました。ネット利用が可能なデバイスはもはや、ライバルのごとき存在と化しつつあるのです。

おかげでケンカに至るケースも少なくありません。一緒にいる時間のネット利用をめぐって言い争いになってしまったとの回答は45%でした。諍いが起きれば解決を目指すべく、大人は交渉するもの。インターネット利用でルールを設定していると回答した割合も45%と、互いを尊重する歩み寄りが見て取れます。

最近よく見かけるこういう風景なら、ケンカする必要なし?

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(出所:David van der Mark/Flickr)

その一方で、プライバシーを守りたい気持ちも捨てきれず。スマホやソーシャルネットワークなどのパスワードを共有している割合は30%に過ぎません。eメールのパスワードの場合は28%と低下し、いくらパートナーでも全てを分かち合うことはない厳然たる事実が浮かび上がります。

ちなみに、個人的に日本へ戻ってきて最も衝撃的だったことの一つがフェイスブックのあり方です。夫婦間でつながっていない方々が意外に多かったんですね。常に一緒にいるからこそ、未知の部分を残しておきたいのでしょうか?

(カバー写真:Stephen McCulloch/Flickr)


編集部より:この記事は安田佐和子氏のブログ「MY BIG APPLE – NEW YORK -」2017年2月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はMY BIG APPLE – NEW YORK –をご覧ください。