子供の二重国籍まで問題視する韓国と対照的な蓮舫の態度

八幡 和郎

民進党の蓮舫代表は25日の記者会見(動画は民進党サイトより)で、小野田参議院が米国籍離脱の書類を公開したことを受けて、改めて、「日本国籍を選択したことを証明する戸籍謄本を公開する考えが「ない」と改めて強調した。いったいどんな都合が悪いことが書いてあるか興味津々であるとともに、そんな人物が政治家を続けられる日本はまことに不思議な国だと思う。

一方、韓国では、康京和(カン・ギョンファ)外交部長官の長女が韓国国籍を放棄した米国市民権者で、国内にいる時に偽装転入までしたと問題になっている。長女は韓国国籍を再び取得すると約束したと明らかにして防戦しているらしい。

また、イ・ビョンホ国家情報院長候補者(75)の3人の息子と嫁や孫など12人のうち7人が、米国市民権者(4人)または永住権者(3人)であることも問題になっている。

かつての例としては、2008年、李明博(イ・ミョンバク)政府の初代統一部長官に指名された南柱洪(ナム・ジュホン)京畿(キョンギ)大学教授は、夫人と息子が米国の永住権を、娘は市民権を持っていたことが理由で、人事聴聞会を通過できなかった。

韓国では徴兵回避のために遠征出産をしたりして二重国籍を取得する人が多く問題になっている。