選挙事務所に託児スペースを作ると「運動員買収」⁈

こんにちは、都議会議員(北区選出)のおときた駿です。

おかげさまで、私自身の体調はほぼ平常通りまで回復しました。妻の体調がまだイマイチなのが心配ですが、週末は地元活動に邁進したいと思います。

さて、6月23日からいよいよ都議選がスタートいたしまして、多くの方にボランティアのお申し出をいただいております。本当にありがとうございます!

ちょうど私自身も子育て世代のど真ん中ということもあって、お手伝いを申し出て下さる人の中には

「子連れでも、何かできることはありますか?」
「子どもさえ対応できれば、何でもできるのだけど…」

という方も多くいらっしゃいました。

(画像は子育て中のイメージです。というか、うちの娘です)

そこで今回、私も色々と考えました。

うちの選挙事務所の2階は、畳の座敷になっています。ここにプロのベビーシッターさんに来てもらって、子どもを見る「託児スペース」にして子どもを預かれば、子育て中に人たちも気軽に活動に参加してもらえるのでは?!と。

でもこのアイディア、なーんか「アレ」に引っかかりそうな気がするんだよなあ…と思って、通称「選管(せんかん)」こと選挙管理委員会に確認をしてみました。

前例がないということで、検討するのに時間がかかったようなのですけど、出てきた結論は

「本来は有償で利用するプロのベビーシッターサービスを選挙ボランティアに無償で提供することは、利益供与・運動員買収に当たる恐れがある

とのことでした…。そう、「アレ」とは世界一厳しいと言われる、我が国が誇る公職選挙法であります。

もちろん仕方のない話しですが、特に金銭や利益に関わる部分に関しては非常に細かく、本来は有償であるものを無償提供することについては厳格な運用がなされる可能性が高いです。

裏を返せば、無償のボランティアベースなら問題がないということになるわけで

「地域の方や、ボランティア同士が子どもの面倒を見たりするのは(恐らく)大丈夫でしょう」

とのことでした。

…でも、これはこれでおおっぴらに推し進めると、

「素人に子どもを預けさせて、万が一の事故があったらどうするのだ!!」

という批判がどこからともなく200パーセントの確率で来ると思うので、本当に子育て世代の政治参加ってハードルが高いよな…と改めて感じる次第です。

とはいえ、誰かが新しいことをしなければ道が切り開けませんので、ボランティアベースによる

「選挙事務所への託児スペース設置」

を、今回は実施してみたいと思っています。

「子育て経験がある」
「子どもの面倒を見るのは得意!」
「外に出るのは世間的・体力的に無理だけど、子守なら!」

という方がいらっしゃいましたら、そういう変わったボランティア形態もあるよということで、おときた駿事務所までお申し出いただければ嬉しいです。

ご連絡はこちらの問い合わせフォームから。
※選挙期間は、6月23日~7月1日の8時から20時までです。
※応募者多数の場合、調整させていただくこともございます。

3人の子どもを育てあげ、5人の孫を持つうちの母親も、きっと張り切ってやってくれるでしょう?!

というわけで、今週末も色々な面から選挙体制を整えていきたいと思います。

土曜日は午前中に地域行事を回った後、昼過ぎから街頭活動で各地をお邪魔する予定です。

それでは、また明日。

おときた駿 プロフィール
東京都議会議員(北区選出)/北区出身 33歳
1983年生まれ。早稲田大学政治経済学部を卒業後、LVMHモエヘネシー・ルイヴィトングループで7年間のビジネス経験を経て、現在東京都議会議員一期目。ネットを中心に積極的な情報発信を行い、日本初のブロガー議員として活動中。

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編集部より:この記事は東京都議会議員、おときた駿氏のブログ2017年6月9日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はおときた駿ブログをご覧ください。