自民二回生議員は民主に入り損ねた人が多い?

2017年06月23日 15:30

不祥事続出の自民党2012年初当選組(時計回りに、豊田真由子、宮崎謙介、武藤貴也、中川俊直の4氏。画像は公式SNS等:編集部)

豊田真由子議員の秘書への暴力問題で、自民党当選二回議員に問題児が多いことが指摘されている。
その理由は、私はこう見る。

2009年の総選挙で民主党は圧勝し、その結果、小選挙区落選組も比例で復活し、支部長に留まった。その結果、民主党からは小選挙区で新人が立候補する可能性がほとんどなくなった。

一方、野党になった自民党から新人は出たがらない。そこで、自民党は公募をして、本当は民主党から出たいようなタイプの人を拾っていった。

ところが、自民党は公募に慣れていないので、人を見る目がなかったきらいがあった。とくに、民主党は全国公募して、小沢一郎のようなある種の目利きが選んで、はめ込んでいったので、まだしもひどい候補は少なかった(といっても小沢氏の基準は当選できるかどうかで当選後の善し悪しは余り考慮されていなかったのも事実だが)。

そういうわけで、自民党は地方レベルで募集したり決定することが多かったので、良い人が来なかったり、たまたま誰かから紹介されたのを十分に検証せずに、演説の出来と経歴、第一印象で安易に選んだケースが多々あった。その結果、もともと、不戦敗を避けるだけの候補が、2012年と2014年の総選挙で自民党圧勝のおかげで小選挙区でも当選し、あるいは、比例復活している。

こうした質の悪い議員を排除するのはなかなか難しいのだが、たとえば、政務官などには、起用しないとか、かなりあからさまなかたちでの選別も必要な気がする。それから、公募をするときにも、党中央の目利きによる仕分けはしっかりしたほうが良いと思う。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授

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