石破氏の過度の安倍批判は世界に恥ずかしい

2017年07月24日 06:10

フジテレビ「バイキング」で石破氏と共演中の八幡氏(24日も出演予定:編集部)

フジテレビのバイキングなどで東国原氏が、民進党には期待できないので、石破氏のようなかたちで自民党内から安倍打倒に立ち上がる人が出ることを期待するといった論陣を張られ、私が、政権が信を失えば野党が政権を取るのが基本であって、野党が政権を担える存在にならねばならないと主張して論戦になっているのは、アゴラでも紹介した。

今日は先進諸国のうち、日本、米国、英国、フランス、ドイツにおける1990年以降の歴代トップとその就任念、政権を去った理由、後継が与党か野党かということを一覧表にしてみた。

八幡作成

八幡作成

これを見ても分かるとおり、数年以上は、同一の指導者で安定した政権であることが望ましいし、10年も長すぎはしない。また、与党内の抗争でリーダーが引きずり下ろされるようなことは滅多にない。

再選禁止の規定でやめるとか、功成り名を遂げて勇退して時代のリーダーに譲るか、選挙に負けて、あるいは選挙で負けそうなので退陣というのが普通である。

ところが、日本では自民党内の激しい派閥闘争で札束が飛び交い、長期政権ができなかったので、外交面でもえらく損をした。とくに、福田赳夫、大平正芳というような10年くらいやってもらってもいい第一級の政治家が40日抗争などして両方とも短期政権となったのはことに残念だった。

その反省にたっての小選挙区制であるし、党内野党の大物政治家が反政府系のマスコミに利用されるようなかたちで真正面から政権批判をするのは旧い55年体制の自民党に戻すことだ。

石破氏は、そこまで言うならさっさと離党すべきだ。

【訂正:25日AM2:00】表で英国の前首相が「キャンベル」となっていましたが、正しくは「キャメロン」でした。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学大学院教授

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