選挙で議論し判断を求めるのを「逃げ」という不見識

2017年09月26日 23:30

フジテレビ「バイキング」で衆議院解散についての解説。そのなかで申し上げたことの要点を紹介しておきたい。

①「森友・加計隠し解散」とか冒頭解散はおかしいとか一部マスコミや野党は言っているが奇妙な理屈だ。
選挙での論戦や政策発表は国会での所信表明や審議より上位の選挙民に直接問いかける論争の場だ。議論はそこでやればいいのであって、それに対する国民の意思は投票に反映される。

選挙は頻繁にやれないから、国民にかわって議員が議論するのであって、解散して逃げたというのはおかしいのではないか。野党が選挙での論戦とその判断を国民に求めることを嫌って逃げるなど前代未聞だ。

②今回の選挙を名付ければ『野党不在解散』。安倍、前原、小池、松井(橋下)とみんな考え方は良く似たもので政策上の争点らしきものなし。だから権力闘争しか中身がない。

森友・加計のような些事が議論の中心だとしたら、よほど野党は政策的論点はないらしい。与野党とももっと大胆な政策を掲げて戦って欲しい。

③小池新党がなければ野党が候補者調整の成果で20~30増やし、与党が20~30減らしたのでないか。小池新党が与野党から同じくらいずつ食うということか。

小池新党は自民党よりはっきりした改憲派だから、民進など現在の野党四党が大幅に増えない限り憲法改正は容易になる。

④小池代表が出馬しないなら首班候補を明示して選挙にのぞむべきだが、小池氏が公明党の山口代表はどうかと発言したのはよいことだ。(誰も提案しないよりベター)

⑤小池新党の政策はあいまい。原発もフェードアウトというのは再稼働などどうするかの回答になっていない。まさか、豊洲と築地の両方というのと同じようなことでは困る

⑥11月のトランプ大統領の訪日、訪中、とくに訪中で対北朝鮮政策が固まるので、それまでに選挙をするのは適切。北に対して強硬姿勢が国民の支持を得ていることを示すことは良い圧力にもなる。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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