希望より立民を持ち上げる自民党の勘違い

2017年10月16日 06:00

安倍首相Facebookより:編集部

民主・民進党がおかしくなったのは安保法制のときからだ。それまで、憲法学者のいうことなんぞまともにとりあわず、ほとんどの幹部が集団的自衛権容認のはずだったのに、安倍憎しで火病になった。

そこをどこかで方針転換しないと政権党にはなりえなかった。それを希望の党入りを機にやや強引だが正気に戻るチャンスを活かした候補者たちが笑われて、そのチャンスを欲しいがもらえなかった候補者が勇気があるとか、筋を通したとかなぜいわれるのは理不尽だ。

希望の候補者たちの間違いは、希望の党の誓約書にサインしたことでなく、一昨年、集団的自衛権に反対した時にあるはず。批判するべきポイントはそっちであるべきで、改心はみっともないが正しい行いだ。

その正しい改心を過度に揶揄し嘲笑することは自民党にとっても自殺行為だと思う。希望の党が未熟なのは確かだが、保守・中道二大政党の方向性は間違っていない。

自民党にとって希望との二大政党と、かつての自民党と永久野党だが改憲などは阻止する力をもった社会党と共存した55年体制的に戻るのとどっちが好ましいかよく考えているのか?

立民党が野党第一党になったり、それに迫ったりした状態では、憲法改正の国民投票で負ける可能性が強いと思う。

また、公明党や維新が議席数を減らすことも、自民党に良いとは思えない。公明党への比例での協力も、小選挙区で協力してもらっているのに見合ったものになっていないのではないか?

自民党は、一時、苦戦が伝えられていたので、自党の議席を1議席でも増やしたいために、当面の敵の希望を潰すために立民を利用しすぎだし、公明への協力に十分な力を割いてないのでないかと心配する。

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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