【更新】アゴラ読書塾 池田信夫「戦後史を疑う」

2017年12月17日 14:00

集団的自衛権の思想史──憲法九条と日米安保 (風のビブリオ)日本の戦後史には、二つの見方があります。一つは侵略戦争の反省から日本は新憲法をつくり、平和国家を築いてきたというステレオタイプ、もう一つは憲法を占領軍の押しつけと批判し、日米同盟を「対米従属」と批判して、憲法を改正して日本の誇りを取り戻さなければならないというルサンチマンです。

しかし事実に即して歴史をみると、どっちの見方にも疑問があります。憲法の草案を書いたのは占領軍でしたが、それを修正して制定したのは日本の議会でした。講和条約のとき憲法を改正するチャンスはあったのに、なぜ日本は見送ったのでしょうか。自民党は憲法改正を党是としながら、なぜ今まで放置してきたのでしょうか。

1960年の安保反対運動は大きな盛り上がりを見せましたが、新条約のどこがいけなかったのでしょうか。1972年の沖縄返還では「核持ち込みの密約」が争点になりましたが、核は持ち込まれたのでしょうか。このとき集団的自衛権の行使を違憲とする政府見解が出されましたが、なぜ集団的自衛権だけが違憲になったのでしょうか。

戦後史をめぐる議論にはいまだに強いバイアスがありますが、最近はそれが事実にもとづいて修正されています。今回のアゴラ読書塾では新しい研究にもとづいて戦後史を読み直し、ステレオタイプでもルサンチマンでもない、ありのままの歴史を考えたいと思います。

第2回(1月19日)にはゲストとして『集団的自衛権の思想史』の著者、篠田英朗さんをお迎えします。受講者のみなさんには池田信夫ブログマガジンを無料でお送りします。

講師:池田信夫(アゴラ研究所 所長)

ゲスト:篠田英朗(東京外国語大学教授)1月19日

テキスト(予定):受講者の負担にならないように、1冊を数回にわけて進めます(全部読む必要はありません)。

 ・戦後日本の国体:篠田英朗『集団的自衛権の思想史』
 ・占領軍による「初期設定」:『日本占領史』
 ・日米同盟のゆがみ:栗山尚一『戦後日本外交』
 ・沖縄の密約:服部龍二『佐藤栄作』

など、受講者からの希望も聞いて随時指定します。

開催日:2018年1月12日から毎週金曜日(全12回)
1月12日・19日・26日
2月2日・9日・16日・23日
3月2日・9日・16日・23日・30日

時間:19:00~20:30(手づくりの軽食つき)。2次会もあります。

場所Katanaオフィス渋谷(東京都渋谷区渋谷3-5-4 渋谷3丁目スクエアビル2階)会議室(渋谷駅 南口7分)

定員:20名(先着順で締め切ります)。インターネットによる視聴は無制限(Skypeで質問もできます)。

受講料
・3ヶ月12回分:6万円(消費税込み)
・10~12月のアゴラ経済塾から継続する受講者:5万円
・女性・学生・インターネット:3万円(ネット受講者も1回は会場で受講できます)

お申し込み方法専用フォームに必要事項をご記入いただき、フォーム記載の弊社口座へのご入金をもって手続き完了です。

主催:株式会社アゴラ研究所

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