民進党から統一会派結成の申し入れがあれば、希望の党や立憲民主党は?

枝野、大塚両氏公式SNSより:編集部

立憲民主党はあくまで自分たちで主導権を握りたいようだから、民進党からどんな誘いを受けても、結局は統一会派入りは呑まないのだと思う。

立憲民主党の船はもう動き出しているはずだから、民進党所属の「無所属の会」所属の衆議院議員が乗り込もうとしても、民進党を離党してから飛び乗ってくれ、くらいのことは言いそうである。

「無所属の会」の人たちは基本的にプライドが高く自尊心が人一倍強そうだから、立憲民主党の執行部に頭を下げてまで立憲民主党への入党を懇願するようなことはしないはずである。

うーん、これは民進党と希望の党の統一会派結成への流れだろうな、と思わざるを得ない。

それでは、希望の党と民進党のいずれが統一会派結成の主導権を握ることになるのだろうか、と考えると、「無所属の会」の人たちの顔を立てるためには、どうも一時的にせよ民進党に主導権を渡す外ないように思える。

細野氏や長島氏のような民進党先行離党組の方々にとっては腹に据えかねるような事態になるかも知れないが、希望の党に一時的にでも心を寄せた若い方々の活動の場を作るためには、どうしても多少の妥協なり屈辱は甘受せざるを得ないはずである。

まあ、今から腹を括っておられることである。

民進党の下部組織のことまで考えると、私でもそうせざるを得なくなる。

ならぬ堪忍、するが堪忍、というところか。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2017年12月17日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。