理念を共有した仲間の心強さ:生き方にフェアな社会をつくる

2017年12月28日 18:30

フリーランスで働く女性の保活問題改善へ(写真ACより:編集部)

今日、下記ニュースが報じられました。

「保活」での会社員・フリーランス間不公平を解消 保育所入所申請で厚労省など自治体に通知へ(ハフポスト)

これは、フリーランスで働く人が会社員に比べて主に下記2点で不利な状況にあったものを解決するために、厚労省が自治体に通知を出すというものです。

■フリーランサーが抱えていた保活の問題

・自宅で働くフリーランスワーカーが、保育所への入所で優先度が低くなる問題・会社員と比較し、提出書類などが格段に多くなったり、何が必要かわからなかったりする問題

本件については、フリーランス協会の平田さん、中山さん、田中さんとの意見交換から始まりました。

ほとんど知られていませんが、私たち若手議員で「こども保険構想」を提言したのち、引き続き子育てに関わる問題をひとつひとつ解決していくために、様々な立場の方と意見交換を続けています。

その中で、フリーランス協会の平田さん、中山さん、田中さんとお会いし、話をする中で、保活においてアンフェアな制度があることを知りました。

大沼みずほ政務官(Facebookより:編集部)

早速、2020年以降の経済財政構想小委員会のスタートからの仲間である大沼みずほ厚労政務官に連絡し対応を依頼したところ、数ヶ月で今回の対応を実現してくれました。

加藤厚労大臣の理解と関係省庁のスタッフの尽力あってこそですが、その中でも大沼政務官の頑張りが大きかったのではと思います。

この一年、様々な場面で、同じ理念を共有した仲間がいることで、課題解決をスムーズに進められるという手応えを感じています。

引き続き皆で共有した理念を大切に、政策に取り組んでいきたいと思います。

下記あらためて私たちが共有した理念をご紹介しておきます。

(以下、自民党ニュース「財政再建特命委員会2020年以降の経済財政構想小委員会」より)

レールからの解放

– 22世紀へ。人口減少を強みに変える、新たな社会モデルを目指して –

2020年以降を「日本の第二創業期」と捉え、戦後続いてきたこの国のかたちを創りなおす。それは「人口減少」という確実な未来の中でも、日本が成長していくために、必要不可欠な変化である。

これまで日本社会は、一本道の「レール」を走り抜くような生き方を求めてきた。受験に始まり、新卒での就職、毎日休みなく働き続け、結婚して子どもを持ち、定年後は余暇を過ごす̶̶
「20年学び、40年働き、20年休む」という人生こそが普通で幸せな生き方だ、と。

それに基づき、終身雇用慣行や国民皆保険・皆年金などが生まれ、これまでは実際によく機能してきた。戦後日本が一丸となって努力し、ゼロから奇跡的な飛躍を遂げ、今日のような豊かさを持てたのは、そのような日本型経済モデルの賜物である。

しかし、人口減少による少子高齢化、さらに「人生100年」生きていくことが当たり前になる未来に、もはや戦後のやり方は通用しない。レールによる保障は財政的に維持できないばかりでなく、私たちが望む生き方とズレが生じてきているのではないか。

「一度レールから外れてしまうとやり直しがきかない」そんな恐れから小さなチャレンジにも踏み出せない。価値観が多様化しているにも関わらず、人生の横並びばかりを意識し、自分らしい選択ができない。 かつて幸せになるために作られたレールが今、この国の閉塞感につながっている。

政治が、その「レール」をぶっ壊していく。
もっと自由に生きていける日本を創るために。

新卒や定年なんて関係ない。「65歳からは高齢者」なんてもうやめよう。現役世代の定義そのものから変えていく。

100年を生きる時代だ。いろんな生き方、いろんな選択肢がある。
10代のうちから仕事や起業という道もあれば、大学卒業後すぐに就職しないという選択もある。転職を重ねるのも、学び直しをするのも当たり前。いつだって子育てや家族のケアを最優先できる。何かに失敗したとしても、何度でもチャレンジできる。

学びも仕事も余暇も、年齢で決められるのではなく、それぞれが自分の価値観とタイミングで選べる未来へ。政治が用意した一つの生き方に個人が合わせるのでなく、個人それぞれの生き方に政治が合わせていく。そうすればきっと、100年の人生も幸せに生きていける。

それは同時に、働き方・生き方・教育の位置づけ、そして社会保障を見直すことにつながる。真に困った人を助ける全世代に対する安心の基盤の再構築は、小さなチャレンジや新しい人生の選択の支えになる。 子育て世代の負担を減らし、現役世代を増やしていくことで、日本社会全体の生産性を高め、人口減少しても持続可能な社会保障になる。

簡単なことではない。しかし、終戦直後、敷かれたレールも無い中で、一人ひとりが挑戦を続け、世界に誇る唯一無二の社会モデルを確立したのが日本という国である。むしろ先人たちが遺した豊富な資産と、日々進化する新しい技術がある今、できないことは何もない。人口減少さえも強みに変える、22世紀を見据えた新しい社会モデルを、私たちの世代で創っていきたい。

お知らせ

私たち若手議員の取組みを描いた本が出版されました。一昨年の年末、高齢者への3万円の給付に私や小泉議員が異論を唱えたところからスタートし、 高木 新平 (Takagi Shimpei) 君に手伝ってもらった「レールからの解放」・「厚労省分割案」・「人生100年時代の社会保障へ」、そして「こども保険」構想へとつながっていった500日。同世代の民間有識者の同志と2020年以降の未来を見据えて議論したいという想いでサポートをお願いし、最後まで粘り強く伴走してくれたRCF 藤沢 烈 (Retz Fujisawa)さんの著書です。

普段テレビや新聞で報道されない、議員の政策立案過程のリアルな姿が見て取れる貴重な本だと思います。ぜひ読んで見てください。

人生100年時代の国家戦略
藤沢 烈
東洋経済新報社
2017-12-08

編集部より:この記事は、総務政務官、衆議院議員の小林史明氏(広島7区、自由民主党)のオフィシャルブログ 2017年12月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林ふみあきオフィシャルブログをご覧ください。

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小林 史明
総務政務官、衆議院議員(広島7区、自民党)

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