眞子様御結婚「本人任せ」は宮内庁も無責任だ

2018年02月01日 15:30

宮内庁サイトより:編集部

今週も文春砲が小室圭さんの問題を書いているし、女性セブンも皇后陛下のご心配、殿下の憂鬱など問題が深刻であることを報じ、破談の可能性まで論じている。テレビや新聞は逃げているが、皇族の結婚は国家の一大事だ。マスメディアが世の中の大事なことを扱うのを難しいからと逃げて言論の場の主役でなくなっているのは蓮舫問題の時と同じだ。朝日新聞など、いちばん大事なのは自分に対する名誉毀損なのかといいたい。

いま語られている諸問題は、婚約発表があった段階で各社が聞き込み取材をしていたなかで知られていたことが主であって、私もかなりの部分を聞いていた。ただ、当事者の証言が取れないとか、自社だけが突出するのが嫌で報道されなかったのが、納采の儀を前にいま報じないと機会を失うとばかりにいっせいに出ていると言うことだろう。

私は最初から、問題の所在を前提に、小室さんと眞子さまがそれなりの生活設計を立てるべきで、それを宮内庁や政府も入って無理のない範囲でなら手助けをすれば良いし、それができないなら、目処が付くまで少し時間をかけることで冷却期間を置くのも世間では常識的な選択肢だという趣旨にそって発言してきた。

借金のことや本人や御母堂、さらにはその父親の生活、少し心配と言われるご母堂の信心のこともきちんと明らかにし、議論して必要があれば守るべき条件をつけた方が良い。

小室圭氏自身の宗教的立場はどうなのか、眞子さまが入信を誘われる可能性はないのかなど話し合うべきで、場合によっては条件をつけるべきだ。

また、小室氏が自分で仕事をみつけるといっても、寄ってくるのは、皇室との繋がりを求めての下心をもってという企業も多いだろうから、本人の経歴と能力に応じた仕事を宮内庁やその関係者が見つけてきても良いと思う。もちろん、頭を冷やして考えたときに、この結婚にかなり無理があるということで破談になることも可能性としてはあろうが、そんなものは世間でよくあることだし、結婚してから問題が出るよりはましだ。

また、眞子さまもたとえば宮内庁嘱託のようなかたちで公務を継続してもらうアイディアもあってしかるべきだし、それなら公務員住宅ということでささやかなお住まいを用意することもできないわけでない。

そういう私の立場を、「不適切な結婚擁護派」として批判する人や、「邪魔しようとしている」とdisる人がネットではいる。しかし、普通に親身に眞子さままと皇室を心配すればバランスのとれた考え方だと思うが、両極端の人は困ったものだ。

しかし、いずれにしても、この問題は、眞子さまによく考えてとか、あるいは私事だから秋篠宮殿下ご夫妻を交えて考えればいいというのは無理だと思う。世間によく通じておられるわけでもないし、あちこち、聞き合わせや相談をできるものでもない。

宮内庁の幹部や東宮侍従長とか言う人たち、あるいは、特別に顧問に任命された人が、本人たち、小室家の関係者、場合によっては制度的枠組みや予算が必要なこともあろうから、政府と調整し、問題の解決に当たり、そのうえで、問題は多々あるが、予定通りそのまま進むか、関係者の話し合いで条件整備をしてこれで安心となるか、条件が整えるとかその可能性を検討するために少し時間を置くか、やっぱり無理だということになるか最終的には本人たちと家族が決めればいいことだと思う。

いまの状況は、両殿下もこのまま突き進むのも心配だし、いまさら延期とか言い辛いしということで、どうしてよいか頭を抱えておられるのではないかと恐れながら推察する。

宮内庁幹部も当たらぬ神にたたりなしで、眺めていて良い問題ではない。皇室の歴史をみれば、こういう危機のときに勇気をふるって意見を申し上げる和気清麻呂のような人が出てきたことこそが皇室を永くつづかせてきた伝統のはずだと、私は思うがいかがなものだろうか。     

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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