「可哀想」は眞子様に失礼:小室さんが越えるべき3つのハードル

2018年02月08日 21:30

「夕刊フジ」に、眞子さま結婚延期について、私のインタビュー記事が載っています。

しっかり、まとめていただいているので、それを補足してアゴラの読者にも紹介したいと思います。

記事では、

「眞子さまのお幸せのためには、小室さんらが克服すべき課題が多々ありそうだ」

「『男系・女系からみた皇位継承秘史』(洋泉社)など、皇室に関わる著書もある八幡氏は3つのハードルを指摘する」

としています。

以下、それを紹介するとともに、補足したいと思います。

第1は「金銭トラブルの解消」だ。
八幡氏は「報道された借金は、小室さんの授業料や留学費用などに使われている。小室さん自身もそのことを認識しており、お金を出した男性にお礼を言い、後に返済要求を断っていると報じられている。これでは、小室さん本人も無縁ではない。まず、この金銭トラブルを完全解消することが不可欠だ」という。

小室さんは、この資金を出してくれた、恩人に対して、きちんとお礼を言うべきです。そのうえで、借りたものは返すか、少しずつでもお返しするなり、なんらかのかたちで恩返しをするというべきです。

この問題を複雑にしたのは、男性が返却を申し入れたときに、返す必要なしという法律論で対応したことではないでしょうか。

第2は「小室さんの経済力」。

小室さんは現在、法律事務所で補助員をしている。週刊誌報道では年収250万円程度という。八幡氏は続ける。

「内親王である眞子さまのご体面を保つには、結婚相手にもそれなりの収入と財産が必要だ。現在の仕事を続けても、生活のメドは立たないのではないか。皇室との関係を目当てに、素性の怪しい人間が近づいてくることも懸念される。宮内庁は、小室さんの能力や経歴に応じた勤め先や住まいをあっせんすることも検討すべきだ」

小室氏は現在の仕事を続けていても大幅に収入がふえるものではありません。これからどうするつもりか、秋篠宮家に対しても国民に対しても説明すべきです。

国民に対してというのは、現在のような状況のままこの秋に結婚したら、一時金として眞子さまに支給されるという1億6000万円を食いつぶしていくしかなかったかと思います。

眞子さまが愛する男性のためにこれをどう使おうが勝手という人もいるかもしれませんが、違うと思います。これだけ多額の一時金を国民の税金から支出する趣旨は、元皇族として、また、陛下に近い親戚としての親戚づきあいや一般国民、外国人に対して体面を保ってもらうために必要だからでしょう。

にもかかわらず、もしそれが、一人前の生活力のない男性との生活維持に使われるとしたら、趣旨に合うのでしょうか?
やはりこの結婚を実行に移すなら、小室圭氏が社会人として独り立ちする目処が立ってからにすべきです。彼は婚約発表記者会見で記者の質問に「人生観は、Let (人生観は)it’s be!(なるようになるさ) です」と答えていたようですが、少なくとも内親王の配偶者がそれでは困ります。

第3は「皇室・宮内庁と小室家との信頼関係」。

「宮内庁が事前に、小室さんや周辺について、きちんとした『身体検査』をしておくべきだった。加えて、小室さん側も皇室や宮内庁に対し、金銭トラブルの実態や家庭の事情を誠実に説明していなかった可能性がある。ご結婚延期となった背景に、信頼関係が傷ついたことも考えられる」

どうして身体検査ができなかったかは、だいたい見当は付きますが、あえてそれはここでもうしません。

いえることは、現在の皇室は皇族方の個人商店化しています。かつては、経験豊かで、自分の保身よりは皇室のために良かれと思って行動する侍従や内大臣など「奥」と呼ばれる人たちがいましたが、現在の宮内庁はそういう組織ではありません。

皇族の方々が仰ることをお諫めするとかそういうことはあまりなく、いちおう意見はいうとか、お言葉の実現を誠実に図ればいいということになってしまっています。また、皇族の方々から相談がなければ、大丈夫かと思ってもなかなか介入しないようです。

それではいけないのですが、ともかく、侍従などが、「眞子さまのお付き合いになっている方大丈夫でしょうか。調べさせて下さい」というとか、眞子さまや両殿下から、きっちり小室氏からもヒアリングしてよく調べ調整してくれとおっしゃっるべきだったのだと思います。

ともかく、こんどは、この結婚に問題はないか、あるとすれば解決方法はあるのかよく調べるようにと、殿下から宮内庁に指示をされると良いと思います。

八幡氏は「小室さんの仕事をはじめ、将来の生活をいろいろ検討されたうえで、大事なことは、眞子さまが、小室さんとのご結婚を望まれているかどうかだ。ご自身がお決めになるだろう」と話した。

この話を最後に決めるのは、小室さんから辞退でもすれば別ですが、そうでなければ、眞子さま自身がご両親などと相談して、大人の判断をすべきことです。「眞子さまがかわいそう」などというのは、成人皇族である眞子さまに失礼だと思います。

男系・女系からみた皇位継承秘史 (歴史新書)
八幡 和郎
洋泉社
2017-07-04
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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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