ほう、安倍内閣の支持率が上昇した?変なの…

首相官邸サイトより(4月21日の「桜を見る会:編集部)

強行採決しなければ日本の国民はそんなに怒らない、ということなのかも知れない。

最近の国会審議の状況を見ている限り、安倍内閣の支持率がアップするような要因はなかったはずだと思っていたが、案に相違して安倍内閣の支持率がアップしたという世論調査の結果がいくつかの新聞社から明らかにされた。

モリカケ問題やセクハラ発言問題報道に多くの国民が飽きてきた、という兆候なのだろうと思っている。
いい加減ウンザリしているが、しかしそのウンザリ感は安倍内閣の即時退陣を求めるほどにはなっていない、ということだろう。

安倍内閣を変えてもそれほど期待するようないいことがなさそうだ、という諦観に近い判断からの安倍内閣に対する消極的支持、といったあたりか。

まあ、どの世論調査でも不支持率が支持率を上回っているようだから、いざ選挙になったら大方の国民がどういう投票行動を取られるか予断を許さないが、今直ちに安倍内閣が瓦解するようなことはなさそうである。

その一方で、立憲民主党の支持率が顕著に低下している。

立憲民主党はゼロからのスタートを標榜する政党ではないはずだから、この世論調査の結果は相当ショックだろうと思う。

攻勢に出たはずなのに、いつの間にか守勢に回っている。
それぞれの地域で組織固めが進んでいたはずなのに、それが世論調査にまったく反映されていない。

どこかが間違っているはずだ。

何だか、変だなあ。
そう、呟かざるを得ない。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年5月21日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。