私のことを“逆神”と呼ぶ一群の人たちがいる。
私がやたらと人を焚き付けるものだから、うっかり私の話には乗らない方がいいですよ、と親切にアドバイスされる方々である。
「選挙の神様」という本を上梓しているが、私の「選挙の神様」は、選挙で勝つための秘策などを書いているものではなく、あくまで若い方々が選挙で大怪我をしたり病気にならないための基本的な心得を示しているだけのもので、神は神でも若い方々の守護神くらいのつもりだったのだが、逆神だそうだ。
私がしきりに持ち上げた人が結構失敗しているように見えるから、私の言うことの反対をやった方が成功する確率が高くなるんじゃないか、ということで、私を逆神扱いされる。
時局の先読みを目下の私の生業としているのだが、私の先読みがしばしば外れることは否定できない。
まあ、当たるも八卦、当たらぬも八卦、くらいの軽い気持ちでその時々の所感を率直に述べているだけのことなので、現実の政局の動きが私の予想したとおりにならなくても私自身には何の害もないのだが・・。
私がその動静に注目している国会議員は与野党を通じて何人かいるのだが、なんといっても一番関心があるのは自民党の小泉進次郎氏である。上手くすると、日本の政治を大きく変えていく牽引者になる。
その小泉進次郎氏が、思わぬところでブーイングの対象になってしまった。
ちょっとした言葉遣いの間違いで失速してしまうことがある、ということは、昨年の小池さんの排除発言で学んだはずだが、小泉進次郎氏にはその轍を踏んでもらいたくない。
これからの日本にとって小泉進次郎氏は大事な人だ。
野党のブーイングなどで小泉進次郎氏の芽が潰されるようなことはないだろうが、マスコミからバッシングを受けるようになると、さすがの小泉進次郎氏も窮地に追い込まれる。
まあ、この際、冷や飯を食うことですね。
石破さんも岸田さんも小泉進次郎氏も、進んで冷や飯を食うくらいの覚悟で総裁選に臨まれた方がいい。
逆神と一部の方から言われている私からのアドバイスである。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年7月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。