アラブの春も!若者やネットなど「新しさ」が政治の未来をつくる

こんにちは。新宿区議会議員の伊藤陽平です。

昨日は、ギャンブル依存症問題を考える会の田中紀子代表にお声がけをいただき、江東区で開催された勉強会へ。「発信力を高めよう!アラブの春~SNSで起こった革命から学ぼう~ツイッターを始めてみよう!~」というテーマです。

講師はエジプトからいらしたムハンマド・エルサルヒ先生です。

アラブの春とは、2011年にムハンマド先生もいらしたエジプト等の中東で起きた民主化デモです。
エジプトではSNSが監視されていて、場合によっては逮捕されてしまう状況にあります。

デモの最中にはインターネットが次々と切断されていくという、日本では考えられないお話でした。
しかし、インターネットが切断されても、電話から情報を伝えることで投稿を代行するサービスも始まりました。そしてムバラク政権は退陣する結果となりました。

昨日の写真にも、インターネットサービスのロゴで「EGYPT」が作られていますが、テクノロジーそして先日ご紹介させていただいた雨傘革命の若者等の「新しさ」に政府が追いつけなくなってきました。
ただし、今でもインターネットの規制は行われているため、今後の動向にも注目です。

日本では、インターネットで自由に意見を述べることができますが、改めて当たり前でないことを感じました。しかし、一般の方による政治に関する発言は非常に少ないです。

日本ではすでに環境が整っているため、多くの方にインターネットを活用していただきたいと考えております。刺激的な講演の後は、ムハンマド先生はインターネット依存の問題にお詳しいため、参加者の方からご家庭でのインターネットの利用に関する問題についてご質問がありました。

有権者の民意を反映した結果が今の社会ですが、声を届けている方は一部です。
選挙はもちろんですが、主権者側からも広く政治参加の機会を増やすことが大切です。

政府に民意以上の高機能さを望むことはできません。
しかし、民意が政治を良くすることはいつでもできます。
私は私ができることに力を尽くし、政治を諦めずに取り組んでまいります。

それでは本日はこの辺で。


編集部より:この記事は新宿区議会議員、伊藤陽平氏(無所属)の公式ブログ2018年8月19日の記事より転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方は伊藤氏のブログをご覧ください。