北海道震災:母も実家も「無事」なのだけど その「備え」を疑え

2018年09月07日 09:30

実家は、札幌市南区藤野にある。オリンピックの選手村があった、北海道日本ハムファイターズの移転候補地にもなった真駒内からバスで15~20分くらいのところだ。自宅から徒歩20分くらいのところにスキー場があり、小学校の頃はシーズン券を買い、毎日のようにスキーに出かけていた。最近はワイナリーが有名だ。ミッドタウン日比谷のレクサスカフェにも、藤野のお酒が入っている

私の実家は築50年くらいの洋館で。数年前に大学教員を定年退職した母が一人で住んでいる。今年、大リフォームをした。母がどういう人かについては、GW頃の東京新聞で熱く語った。

昨日の大地震に関連して、たくさんの友人・知人からメッセージを頂いた。「お母様は、ご実家は大丈夫ですか?」と。ご心配をおかけし、すまない。「怪我をしていない」「家が壊れていない」という意味では、今のところ、無事である。実家は現在のところ、皿一枚、割れていない。ただ、正直なところ、快適な生活はできていないようだ。不安で不自由な時間を送っている。

母は午前3時の地震で飛び起きた。その後も余震が何度も続く。私よりも数倍知的で、美しく、かつ情熱的な母だけど、怖かったそうで。何度も泣いたという。

「電気が復旧」というニュースがTwitterのトレンドに入っていたので、期待して見た。たしかに、札幌市南区ではも復旧が始まっているようだが、真駒内あたりが中心で、7日9時現在、実家のある南区藤野はまだ復旧していない。

私は絶大なる経済力で、出張先ではほぼ必ずお土産を送るようにしている。一人暮らしの母のことを思っての行為であり、親子の大事なコミュニケーションだと思っているからだ。おかげさまで、全国各地から送ったカレーやスープ、缶詰があり。これをガスコンロで温め、食べているという。

実家から歩いて30分くらいのところにある、石山という町のドコモショップで充電が使えるそうで。今日は愛用しているiPad Proを充電しにいくという。セルラーモデルで、よかった。

北海道は火山があり。それなりに地震はあるといえば、ある。ただ、札幌の郊外に住んでいると、台風や地震にはそれほど慣れておらず。そもそも、震災慣れしている人など、市民においてはあまりいないのではないだろうか。「備えあれば憂いなし」というが、その「備え」は常に疑わなくてはならない。

来週、上京する予定だったが、それもどうなるのだろう。物資をパンパンに積んで、フェリーで実家に向かおうと一瞬思ったが、余震が続いており。これで、私まで何かあったら大変だ。

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6日の21時ごろ、コンビニに行ったら、北海道、そして関西へは宅急便も受付を停止しているとのことだった。そういえば、今週末はみずほ銀行のシステム停止もある。やれやれだ。

というわけで、母や仲間の無事を祈っている。私は家族と故郷を心の底から愛しているが「頑張れ」という言葉はあえて言わない。もう既に、みんな、頑張っているからだ。一生懸命祈り、諸々回復したら、具体的なサポートをしようと思っている。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2018年9月7日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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