パパヤパヤパヤ神戸泣いてどうなるのか。
078Kobe。
神戸の魅力や活力を発信するための複合型・参加型フェスティバル。第2回。
ぼくらが東京ベイエリア竹芝で企画しているポップ&テック特区CiPのイベント「YouGoEx」の手本になると思い、見学です。
特徴は3点。
複合型イベントであること。参加型であること。都市型であること。
初回となる2017年は36,500名が参加したそうです。
今年は7万行くかな、とのこと。
オースティンで開かれるSXSWをモデルにしているそうです。
SXSWは30年かけて育ってきた。神戸も育てて、SXSWを超えてほしい。
ぼくが東京でポップ&テックイベントを開催したいのも、SXSWやオーストリアのアルスエレクトロニカを意識しつつ、日本のほうがきっと面白いイベントができると思ったから。
でも神戸のほうが先に気づいて動いていた。
追いかけます。
パパヤパヤパヤ複合型イベント。
複数のテーマを掲げたイベントとなっています。
音楽・映画・IT・食・ファッション・キッズ・アニメです。
このラインアップを揃えられる国はそうありません。これがニッポンの強み。
そしてポップカルチャーにテクノロジーを掛け合わせている点がミソ。
テック展示の一つ、MR(複合現実)でのドローン体験、バーチャルドローン。
眼の前に現れる仮想ドローンを思い切り飛ばす。
ドローンレースもこれなら安全ですね。
8K展示by NHK。
ディスプレイに近づいて、どーもくんの秘密を探っている人々。
8Kは大画面を広い視野角で眺めるメガネなしVR没入感よりも、こうして超接近して細密画をいじるインタラクティブのほうが使いみちが広がるのかもしれない、と思いました。
地味ですが、理研の神戸キャンパスが缶バッジを作るワークショップを出展していました。
GWにお仕事おつかれさまです。
ぼく理研AIPの広報を手伝っている者ですが、ただの通りすがりです。
パパヤパヤパヤ参加型イベント。
市民・クリエイター・エンジニアが交わることで作り上げる。
オープンシアターを常設、夜間も映画を上映。
ライブやステージショーも開催。
朝から夜まで家族みんなで楽しめるフェスティバルにしています。
親子での創作ワークショップも多数あります。
野田聖子総務大臣や神戸代表ナミねぇ(竹中ナミさん)らによるシンポの前には、「超スポーツ×超コンピューター×超コミュニティ」と題し、超スポ協会稲見昌彦さん、産総研江渡浩一郎さんらが登壇。
(この後は怪人・溝畑宏大阪観光局長が現れるというので退散しましたw)
神戸大学ウェアラブル塚本教授もシンポを開催していました。
神戸には人がいますよね。
ゼロ・ナナ・ハチ。「078」は神戸の市外局番。洒落てます。
ぼくらが東京で開くイベントは「東京03」にしようかと一瞬よぎりましたが、人力舎に話を通すのもめんどくさいんで。
屋外はドラムやベースの大音量。
2005年から開催するチャリティー音楽イベント「ComingKobe」(カミコベ)と一緒に開催しているからこんなに人が多いんですね。
キューソネコカミやガガガSPらがオンステージだから、そりゃ来るわけだ。
アイドルのステージに参加するみなさんも、078を盛り立てる構成員ということであります。
パパヤパヤパヤ都市型フェス。
都市生活の面白み、心地よさを追求しています。
会場も神戸三宮からハーバーランドの海側まで幅広く6エリアに広がっています。
屋内も公園も、大人も子どもも。
藤井信忠神戸大学准教授が実行委員長。
藤井さんはぼくが理事長を務めるニューメディアリスク協会、別名・炎上協会の理事でもあり、奇縁です。
神戸市と兵庫県が共催。神戸市が主導するイベントです。
これをいかに自律・サステナブルにするかが課題ですね。
デザイン・クリエイティブセンター神戸「KIITO」、旧神戸市立生糸検査所、の施設が使えるのがいいなぁ。
行政と民間の連携でイベントを続けるのは至難ですが、いい関係で続けてもらいたい。
会場でおばあさんから
「あの~旭堂南陵さんですか」
と聞かれ、咄嗟のことで、
「ちゃう思います」
と応えたんですが、あれは高度なネタ振りやったんでしょうか。
東京では耳にすることのない人物名で、うまいことボケられませんでした。
すんません。
そしてひとつが終わりそしてひとつが生まれます。
夢の続き見せてくれる相手さがそうと思います。
パパヤパヤパヤ高架下で豚足喰って帰りました。
編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年9月23日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。