激戦だと報じられていた新潟市長選に注目していたが、自民党本部が総力を挙げて応援してきた元参議院議員の中原八一氏が当選した。
野党共闘の成果がどのくらい上がるのかしら、と思っていたが、保守分裂選挙と言われながら、野党統一候補は中原氏に予想以上の差をつけられてしまった。
沖縄県知事選挙や那覇市長選挙の余波を借りて野党統一候補が勝利を収めるだろうと予想していた一部のマスコミ報道もあって勝利を確信されていた方もおられたと思うが、とんだ糠喜びに終わってしまったようだ。
これが選挙である。
野党共闘などと言っても、そう簡単に所期の成果が挙がるわけではない。
沖縄を除くと、野党統一候補擁立作戦の効果は、結構小さいようだ。
保守分裂選挙の場合は、分裂した一方の保守の候補に乗らないとなかなか勝利は覚束ない、ということだろう。
来年の参議院選挙の候補者の名前があちこちで囁かれるようになった。
野党共闘で自民党の議席を奪おう、などと気勢を上げておられる方もおられるようだが、どうも野党統一候補擁立作戦ぐらいでは歯が立たないのかも知れない。
自公の選挙協力体制は、沖縄以外ではそう簡単に崩れそうにない。
編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2018年10月29日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。