デジタルサイネージジャパン2018

デジタルサイネージジャパン2018@幕張。
デジタルの20年、スマートの10年を経て、IoT/AIによる超スマート時代が始まりました。
デジタルでスマートのデジタルサイネージも、超スマートへの進化を進めています。
みなさまにご覧いただきました。

昨年247コマだったのが今年は410コマの展示。
7割増!大躍進です。
2020Tokyoに向けて、おもてなしサイネージとパブリックビューイングの全国整備を推進しているところです。

産業としても成長著しい業界の人材育成・確保が課題となっており、デジタルサイネージコンソーシアムとして、DSJに合わせオンライン講座を開講しました。
業界オールスターの講師陣です。無料です。
「DSC10周年記念講座 知識ゼロから始めるデジタルサイネージ入門」

デジタルサイネージアワードが第10回を迎えました。
テクノロジー、クリエイティブ、ロケーション、広告、さまざまなジャンルで評価をしてきました。
そして今回、エンタテイメント部門が追加されました。
デジタルサイネージの多様化が進んでいることの現れです。

グランプリはカケザン「YOYOGI CANDLE 2020」
新宿NTTドコモビルの超巨大プロジェクターマッピング。
スマホからのメッセージを投影する参加型パブリックビューイングで、5Gやkirariも組み込まれています。
エンタメ賞とテクノロジー賞も受賞。
おめでとうございます。

受賞作品はAIあり、IoTあり、5Gあり、パブリックビューイングあり、ここまで来たとうならせると同時に、このアワードの10年こそが世界に冠たる日本のサイネージの歴史と感じさせます。
そしてようやく10年で次のステージへの入口に立ちました。
100年続けましょう!
(また勝手なことを、というスタッフの声)

さて、会場を巡りましょう。

三菱電機。
高精細LED。
ピクセルピッチ1.5mm、130v型でfullHD。
美しいです。
LED寿命が10万時間、という点がウリだそうです。

旭硝子が出展。
ガラスサイネージ。

たしてん。
3Dメガネなし映像とコントローラーなし(キネクト)操作。

Phantom。
3Dホログラフィーディスプレイ。

8Kはシャープ。

シャープが8Kとタブレットによる教育モデルを提示。
30Kの画像データをタブレット操作して8Kに表示。
思い切り拡大しても8Kで表せる。
ぼくも8Kは拡大して接近して見る点に大きな可能性を感じます。
国宝の画像を教育で使う、というアプローチはいいですね。

PDC。
AIコンシェルジュ。
音声認識+音声合成(日英中)。
サイネージへのAI導入が本格化しています。
当然ですが。
イオンモール6店舗に導入されているそうです。

PDC。
おもてなしサイネージ、インバウンド観光案内タッチパネル。
京都タワー展望室での実例。
いまの京都の景色をデジタル映像の180度パノラマ表示。
名所の情報検索と表示を日英中韓で。

ニューフォリア。
音声入力、AI応答のサイネージ。
今年はコレ、と多田社長。

キッズプレート。
VTuber Interactive Live Banner。
バーチャルアイドルを実空間に召喚するものです。

お、アワードの常連だったTeamLab、初出展ですかな?

ConnectedMediaコーナーから。
radiko。
Google HomeやAmazon Ecoで「ラジコかけて」。
ラジオとのインタフェースもAI音声。

TBS。
TVのCMに自分のメッセージを乗せて表示する。
QRで入ったスポンサーのサイトにメッセージを入れると、CMオンエア時に示されるハイブリッドキャストを使ったシステム。

NTV。
Huluのスポーツ展開。
バレーボールのネットに取り付けられたカメラの迫力映像(NET EYE)、コーチがいる地点からの視線(TACTICAL EYE)、ツイート人気一位の選手だけ追うカメラ(YOUR EYE)を選べます。

んで、「Esports圧倒的生態系」と銘打ってtwitch中村鮎葉氏と親子で対談。
展示場内にイスならべて話すんだと思いきや基調講演会場、しかも満席でビックリ。
すみませんでした。


編集部より:このブログは「中村伊知哉氏のブログ」2018年11月8日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿を読みたい方はIchiya Nakamuraをご覧ください。