若い世代の声を国政へ。統一地方選、参院選に向けた自民党青年局の活動方針

局長代理を務めている自民党青年局の国内における活動も、2月に入って本格稼働し始めています。青年局の最も重要な役割である若い世代の声を政治に反映するための改革の提案・推進については、昨年中に全国行脚して各支部の皆さんから現状をヒアリング、議論してきました。

その上で取りまとめた提言書を、2月8日に二階俊樹幹事長、岸田文雄政調会長、山口泰明組織運動本部長、下村博文憲法改正推進本部長に渡し、青年局の想いを伝えてきました。

青年部・青年局ブロック会議を踏まえた申し入れ

  1. 総裁はじめ党執行部は選挙時だけではなく、平時から頻繁に地方に足を運び党員と意見を交わす機会を増やすこと。
  2. 衆議院比例選挙候補者公認基準における73歳定年制を堅持すること
  3. 国会議員の新人候補選任にあたっては、「候補者選定基準」にある公募・予備選挙等の方式を厳格に適用し、選考過程を明確にすること。
  4. 昨今のIT化、ペーパーレス化の流れを反映し、時代に合った党員申込み及び党費納入の方法を検討すること。
  5. 若年層の党員獲得策として、年齢制限のあるサポーター制度等を検討すること。
  6. 地方議員の厚生年金加入については、同じように人手不足の問題を抱える自営業者や農業者の年金のあり方もふまえて議論すること。
  7. 併せて、地方 議員の処遇の改善も必要なことから、厚生年金の加入のみならず、会社員や女性でも活動しやすい環境の整備や兼業・請負の禁止の緩和、政務活動費のあり方など、幅広く、かつ地域の実情を尊重した制度を検討すること。
  8. 憲法改正や重要法案について、可能な限りリアルタイムで情報を提供するとともに、分かりやすい資料や研修ツールを制作すること。
  9. 現下の衆・参の国会勢力に鑑み、憲法改正の国民投票を実施できるよう、 国会での発議をはじめとした環境整備を進めること。

また、昨日は自民党党大会の前日に毎年開催される青年部・青年局長全国会議を開催し、全国から約200人の青年局の仲間たちが集まり、今年の活動方針を決定しました。

青年局メンバーこそが、もっとも国民に近い存在でいられるよう、常に現場へ足を運び、幅広い世代と意見を交わすべく、若年層との交流事業「Real Youth Project」を全国展開します。

そして、人口減少を克服し、地方創生を実現するためにも、全国でテクノロジーを活用した生産性向上を自らが体現する存在となれるよう、日頃からウェブ会議等を通じ、リアルタイムでの政策共有や意見交換を行うこととしました。

今年の統一地方選挙、参議院選挙を乗り越え、地域課題の解決に邁進するためにも、全国の青年局の仲間が政策への理解を深め、政策の先に目指す将来像を一人一人が熱意を持って語り、行動し続けていくことが大切です。私自身も、同志の青年局メンバーの先頭に立って、全国で活動していきます。

平成31年自由民主党青年部・青年局活動方針

“勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし”

この言葉を教訓として、12年に一度のダブル選挙イヤーの本年、全ての活動が選挙必勝に資するものとなるよう、個々の活動を点検し、具体的な方策を立てて臨んでいく。

まず青年層・若年層への組織の裾野拡大を図る。党本部では昨年末に近年交流実績のある団体を集めた「青年局交流団体連絡会議」を初開催し、分野を越えてともに連携しながら明日の日本を切り拓いていく決 意を新たにした。今年は、各支部連合会においても同様の会議の開催と 個別交流の呼び掛けを行っていく。

青年部、青年局、学生部へ社会人や学生らが新規に参加しやすい環境 を整えるため、「青年部員・青年局員拡大キャンペーン」、若年層との交流事業「Real Youth Project」を全国展開する。

参議院選挙対策として、1人区32県を中心に前回に増して極めて厳しい戦いが予想されることから、青年世代の候補者がいる選挙区での幹部役員による応援活動を強力に推し進めていく。

統一地方選挙対策として、地方議員にフォーカスしたパンフレット「国に届け」や、青年局ジャンパーなどを制作し、選挙戦を戦い抜くツールとして広く活用していく。

次に、従来行ってきた活動についても更なる充実・強化を図る。

具体的には、全国24組織に拡大した学生部の強化・拡充、各種研修会の開催、憲法改正や拉致問題解決を訴える全国一斉街頭行動などの遊 説活動、台湾との交流、被災地訪問事業「TEAM-11」、ITを駆使したスマートな情報共有等、自民党の活動部隊として、また基幹組織としての誇りと自覚をもって活動にまい進していく。

これらの活動を通じ、青年部・局の同志の全員当選をめざし、チームプレーをモットーとする全員バレーの精神で選挙必勝を期す。

小林 史明  衆議院議員(広島7区、自民党)

自民党青年局長代理、行政改革推進本部事務局長。 電波、通信、放送政策、海洋水産政策、社会システムのデータ、標準化に取り組んでいる。2007年上智大学理工学部卒業後、NTTドコモに入社。2012年の衆院選で自民党から立候補し、初当選。第3次、4次安倍改造内閣にて総務大臣政務官(情報通信、放送行政、郵政行政、マイナンバー制度担当)。公式サイト。LINE@では、イベントのおしらせや政策ニュースをお届けしています。登録はこちら


編集部より:この記事は、衆議院議員、小林史明氏(自由民主党、広島7区)のオフィシャルブログ 2019年2月10日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は小林史明オフィシャルブログをご覧ください。