小室問題:自分で稼げる女ならダメ男を好きになってもいいが

2019年03月12日 16:30

宮内庁サイトより:編集部

『週刊現代』(2019.3.23号)が「小室さんと眞子さま 結婚させるべき させないべき」という特集記事を出して、そのなかで、「させない派」の代表として私のコメントが載っている。「結婚させろ派」は田原総一朗に小林よしのり。

詳しくはあとで紹介するが、いつしか議論は「女はダメ男でも好きなら結婚していいか」という方向に。

それを見て目下、HUAWEIと戦う女として注目のまとの深田萌絵さんが的をついた格好いい一発を放っている。

ダメ男を好きで悪いか?ってな。ダメ男をエンジョイしていいのは、金を自分で稼いでいる女だけだ。

これは問題の核心をついてるのではないか。もちろん、男女逆にして『ダメ女を好きで悪いか?ってな。ダメ女をエンジョイしていいのは、金を自分で稼げる男だけだ』といっても同じだ。

皇族でもなんとなく批判してもよさそうな人とそうでない人がいる。たとえば、三笠宮の髭の殿下などごうごうたる批判にさらされていたし、皇太子殿下、雅子さま、紀子さま、愛子さま、佳子さまなどもみんなあまり遠慮してない。

一方、両陛下や眞子さまはなんとなく批判しにくい雰囲気がある。そのために、眞子さまに遠慮してみんないえないでいるが、自分の責任で将来ともに誰にも迷惑をかけずにやっていけるという見通しがないことは責任ある大人の女性としてやめた方がいいということなのだろうと思う。

週刊現代の記事でも私のコメントとして、以下が載っている。

そもそも、小室さんが貧しくとも堅実な生活を送ってきた方なら、周囲の応援を受けつつ、生活していくこともできるでしょう。しかし、これまでの生き方を見る限り、カナディアン・インターナショナル・スクールへの入学にしろ、留学にしろ、分不相応な暮らしを安易に求めてきたように見えます。そうした意識が変わらない状況で、一億円以上のおカネを渡してしまえば、あっと言う聞に使い果たしてしまうでしょう。婚約はいったん白紙に戻したうえで、経済的なめどが立ってから改めて考えたらいい。

小室家の金銭感覚について、母親の問題だという人がいるが、普通、中学生になるころには、自分の家の経済力くらい把握し、そこから無理のない生活や学業をしなくてはならないとよほど馬鹿でない限り考える。小室氏が経済力に見合わない支出をイレギュラーな資金調達でしてまで続けたのは母親でなく母子の共同責任であるし、問題の借金を法律上、払う義務がないと強弁する交渉の矢面になったのは小室圭氏である。

しかも、その反省もなにもないのだから、1億数千万円の一時金をもらって眞子さまが小室家の一員となり、皇室とのつながりを利用した金儲けの話を持ち込む人も多いという環境になったら困ったことが起きるだろうというのは自明である。

そして、そのときに、眞子さまが、「私、自分で一家を養うくらいの仕事できるから」とおっしゃられるなら、好きなようにされることを最終的には拒めない。

しかし、現実に眞子さまを個人的に知る人も、「おっとりとしたいい人だが、キャリアウーマンとしてばりばり働くとか、庶民としてたくましく生きていくタイプとは思わない」という。

それでも、好きなら仕方ないから、やりたいようにやらしたらと簡単にはいえまい。少なくとも、「若いのだから、小室氏の変化を見守りつつ何年か待ったら」というべきだろう。

それと平行して、制度の見直しもするべきだろう。「皇族が予期しないような人物と結婚したい」といったらどうするか、「離婚し、場合によっては子連れで帰ってきたい」といったらどうするのかなどいろいろな事態にあらかじめ備えるべきだ。男性皇族も現在は、結婚していいかどうかの二者択一だが多様化すればいい。

女性皇族の場合なら、結婚後に親戚づきあいで皇居に呼ばれたりすることの対象としないとか、男性なら結婚を強行するなら皇族から離れるとか、皇位継承権を放棄するということもあってよい。それから、現在の1億円を超える大きな金額を一時金として支給するのでなく、全部ないし一部を年金方式にするというのも一案だ。

女性皇族が死別や離婚して、一人で、あるいは子連れになったときに、どうするのか?物理的に戻ることはできるのか、養育費はどうするのかも大問題だ。過去には鷹司和子さまが死別されたのち、自宅に強盗が入る事件があったので、昭和天皇の希望で赤坂御用地内の公務員住宅にお住まいいただいたことがある。

小林氏(公式サイトより)と田原氏(編集部撮影

あわせ、この特集での小林よしのり、田原総一朗両氏の意見は以下の通りであるが、『ダメな人だけど、でも好きになった人だから、私が尻を叩いて立派な男に育てます』ということでいいとか、『この国はいま、空前の人手不足なわけで、共働きで、賛沢さえしなければ、さほどおカネはかからない。

2人で力を合わせれば、いかようにもやっていけますよ』とはいきそうもないからみんな心配しているのである。少なくとも真剣に皇室や眞子さまの将来を考えての意見とは思えない。

眞子さまが小室氏に『編されてる』 なんて言うけれど、ダメなところがある人を好きになって、何が悪いんですか。これが一般人同士の結婚なら、『ダメな人だけど、でも好きになった人だから、私が尻を叩いて立派な男に育てます』と言えば済む話です。

それを、眞子さまが皇族だからという理由で、これだけ世間から結婚を反対されるのはおかしい。眞子さまに対する人権侵害ですよ。だいたい、借金問題だって、本来であれば元婚約者の男性のほうが叩かれるべき話です。彼は小室氏のお母さんと交際していて、一度は惚れて払ったおカネでしょう。それを、借用書もないのに後から『返せ』なんて、あまりにもみっともないし、非常識です。小室氏側が非難されるいわれはありませんよ(漫画家・小林よしのり)

その気になれば、夫婦ふたりが生活していくことなんて、簡単でしょう。小室さんは日本に帰ってきて弁護士を目指すのでもいいし、まったく違う仕事に就いたっていい。この国はいま、空前の人手不足なわけで、なりふり構わなければ仕事はいくらでも見つかります。眞子さまだって、いまでこそ公務との掛け持ちが必要だから非常勤の仕事日就かれていますが、降嫁した後は常勤で仕事することも可能なわけです。共働きで、賛沢さえしなければ、さほどおカネはかからない。二人で力を合わせれば、いかようにもやっていけますよ。(田原総一朗)

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八幡 和郎
評論家、歴史作家、徳島文理大学教授

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