今夜もカオスに真夏の夜の夢を見る?熱中症に注意せよ!

2019年08月12日 06:00

画像「四方の湯」(新潟県)。書籍内より

今夜も暑い。うだるような暑さの東京は、朝7時の時点ですでに気温が30度を超えていた。昼になるにつれてドンドン上っていく!

台風10号が自転車並みの速度で西日本直撃を狙っている。立秋が過ぎ、台風過ぎ去ったあとも、秋の訪れはまだのようである。

内陸部は当面35度以上の猛暑日が継続する。くわばらくわばら。

今回は、『ヘンな名湯』(みらいパブリッシング)を紹介したい。著者は、「ひなびた温泉研究所」でショチョーの重責にある岩本薫さん。

本書では、日本のあっちこっちに、ひそかに佇む31か所のヘンな名湯を紹介している。紹介されている温泉はたしかにヘンである。ヘンなのに湯はすこぶるいい。へんでクセになる。ヘンで愛おしくなる。そんな名湯ばかりだ。

本書で紹介されている名湯は、一般的には知られていないものが多い。画像は、「四方の湯」(新潟県)である。それはもうランドマークといっていいだろう。かなりの珍スポ的温泉なのが高さが19 mもある巨大な親鷺聖人の個人像。19mっていうと、あのウルトラマン、ガンダム、鉄人28号よりも大きいのである。なんてビッグなんだ!

そんな親鷲聖人像の足元に素晴らしき「ヘンな名湯」である。湯は名湯「西方の湯」。地元では、国道13号の親鷲聖人像として知られている。一部のマニアの間では、名湯とならび親鷲聖人像が人気である。説明によればカルト的な人気があるそうだ。

Photos by K.Bito

さらに、建物からしてすでに只者ではないオーラを放っている。源泉のパイプが破損したことから今では別の源泉をひいているようだ。

そんなことはひるまず中へと入っていくと、広いロビーのあちこちに、そして大浴場へと続く通路のあちこちに、なんだか仏像やら人形やら壷やらいろんなものが所狭しと並んでいる。

ステキじゃないか!意味不明なオブジェ、奇妙な入り口、わけのわからない付帯施設などなどが圧巻でイリュージョン。とってもへんだけど最高の名湯を知りたい人は必見。なお、秘湯好きの彼女なら喜ぶかも知れないが、ふつうのデートにはビミョーかも?

知られざる奇怪な31か所の温泉を、すべて著者の岩本さんが徹底取材。暑いいまだからこそ楽しめるかも知れない。なお体調を崩さないようにご注意のほど。

[本書の評価]★★★(77点)

【評価のレべリング】
★★★★★「レベル5!家宝として置いておきたい本」90~100点
★★★★ 「レベル4!期待を大きく上回った本」80点~90点未満
★★★  「レベル3!期待を裏切らない本」70点~80点未満
★★   「レベル2!読んでも損は無い本」60点~70点未満
★    「レベル1!評価が難しい本」50点~60点未満
星無し  「レベル0!読むに値しない本」50点未満
評価のレべリングについて

尾藤克之
コラムニスト、明治大学サービス創新研究所研究員
※14冊目の著書『3行で人を動かす文章術』(WAVE出版)を出版しました。

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尾藤 克之
コラムニスト、著述家、明治大学サービス創新研究所研究員

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