尊い命を危険運転から守り抜く

2019年08月17日 11:30

東京都議会議員の川松真一朗(墨田区選出・都議会自民党最年少)です。

いつもとは違う8月の都議会

いつもは8月のこの時期というと夏休みよろしく、一息入れられるタイミングで、それぞれ各議員も地元行事に没頭したり、お子さんと旅行に出かけたりします。が、今年は9月20日から始まるラグビーワールドカップ開催を避ける議会日程となった為、第3回定例会は9月3日開会となり、その為の準備が8月入って直ぐから始まっています。

編集部撮影

役所側との意見交換続く

8月に入って各部局と都議会自民党との意見交換会も開かれました。小池都政誕生前は、都政を前に進める為にどんな政策が必要かという視点から、未来志向の議論が展開されていた場です。

しかしながら、小池知事やその周辺が世間に作ったありもしない「癒着」体質のイメージから、役人は都知事を向き、建設的な議論が出来なくなっています。その為、今、各部局が取り組んでいる現在進行形の政策説明が主となり、あまりにもレベルの低い内容しか展開していない部局については、都議会自民党から意見交換会への出席ご辞退をお願いしています。

高齢者ドライバー対策

今回、例えば警視庁は高齢者ドライバー対策の説明がありました。

ぱくたそ :編集部

現状として、①高齢運転者に対する安全教育 ②運転免許証の自主返納への取り組み ③認知機能検査及び高齢者講習の対応などで充実策を展開しています。

池袋などの事故からワイドショーはこぞって「高齢者ドライバー」=「危険」的な構図を描いてきましたから、警視庁の対策としては正しい事をやっていると言えるかと思います。

例えば①について、交通物件事故を複数回起こした一定年齢以上の高齢運転者に対する個別訪問を実施したり、交通死亡事故の遺族コメントを活用した安全教育、高齢者講習を行っています。

②については、自主返納をサポートする取り組みを行い、企業に対しても自主返納サポート協議会への加盟促進などを行っています。

③としては、今年5月からは認知機能検査会場を増やして、公安委員会による直接実施の拡充にも取り組んでいるところです。

先回りする行政目指して

私はこれらの警視庁の動きを全く否定していません。ところが、どうしても、上記の事は「結果として」そういう事をやっているんじゃないかと思いが強くなり、少しその場では意見を述べ見解を問いました。

というのは、制度を作り、取り締まる事が出来る警視庁としたら、世間で起こっている事象に対して後追い的な対応になるのではなくて、先回りした対策が出来ないものか。これだけ、危険運転は取り除いていこうと、あちらこちらで啓蒙活動が展開されているにも関わらず現実に事故は起きています。あくまで今行っている事は対処療法的、姑息的療法的でないかと思うのです。もっと、根治治療的にいくならば荒療治も必要なのではないかと思うのです。

①で挙げている交通物件事故を「複数回」起こしている人達に対しては、戸別訪問して家族と話し合ったりで済ますのではなくて、免許を返納して貰うレベルまで強度を上げなくてはいけないと考えます。勿論、事故も色々な発生要因はあると思います。

でも、ほとんどは運転者の不注意から生じているのではないでしょうか。ですので不可避的なものまで、ここで議論しようとは思いません。これは高齢者に限らずかもしれませんが、ある程度、指導しても事故を繰り返すようだと私達は人身事故の確率が上がるのではという指摘は専門家からもなされています。

警視庁の方々から私の意見には賛成とも反対とも意見は述べられませんでした。私も一個人の警察官の答えを引き出そうとは思っていません。それでも、私が熱くなってしまうのは「青信号を渡って」「赤信号を待っていて」などの状態で幼い命が失われた事があったからです。

煽り運転も言語道断

また、高齢者だけではなく、この夏休み期間に繰り返し放送されていたディーラー試乗車による「煽り運転」もそうです。危険因子には厳しく対処すべきだと考えるのは自然な事だと思います。池袋の事故などを受けて、私の所にも政治家は何やってるんだという声が届きます。高齢者の認知機能検査など何もやっていないわけではありません。想定外が多く、悲惨な事故を生んでしまっているのは確かです。

ANNニュースより:編集部

この週末に入って、例の煽り運転ドライバーは全国に指名手配されました。この件で、国家公安委員長も会見で質問を受けていましたが、警察組織は何もしていないわけではないのですが、どうしても先回りして予防するにしても、まさかあんな意味不明な煽りをする輩がいるという前提で仕事をしていません。

でも、時代が変わって、そういう輩も出てくる。特にSNSや動画サイトの普及によって、普通の神経だったら「こういうのはダメだ」「安全運転を心がけよう」となるのですが、動画に触発されて、「俺だったらもっと激しくやれる」と考えてしまうものもいるのが実情です。

ただ、今回は動画サイト、SNSで煽り運転が拡散されて、それがテレビでも報道されて全国的に大きな流れが出来きて指名手配にまでなりました。こういうケースも研究しながら、私の哲学とする「先回りする」行政を実現させていきたいと思います。

川松 真一朗  東京都議会議員(墨田区選出、自由民主党)
1980年生まれ。墨田区立両国小中、都立両国高、日本大学を経てテレビ朝日にアナウンサーとして入社。スポーツ番組等を担当。2011年、テレビ朝日を退社し、2013年都議選で初当選(現在2期目)。オフィシャルサイトTwitter「@kawamatsushin16」

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川松 真一朗
東京都議会議員(自由民主党、墨田区選出)

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