記憶に残るコンテンツ 新型iPhoneで話題の『装甲騎兵ボトムズ』の思い出

2019年09月12日 06:00

Appleが新製品発表会を行った。新型のiPhone、iPad、Apple Watch、さらには動画サブスクサービスなどが発表された。以前ほどの驚きはない。ただ、ナイスな商品であることは間違いない。驚きも大事だが、ユーザーにとって納得感のあること、市場に受け入れられることが大切だ。

Twitterのトレンドには「スコープドッグ」が入っていた。新型iPhoneのProモデルのカメラは3つのレンズが搭載されており。しかも、ミッドナイトグリーンという新色があり。これがアニメ『装甲騎兵ボトムズ』のスコープドッグそっくりだというのだ。私は胸がいっぱいになった。

『機動戦士ガンダム』から、その続編と言っていい『機動戦士Zガンダム』が登場するまでの間のサンライズ作品は、ぶっちゃけ、ガンダムほどは売れなかったものの、模索が続いており。実験的な作品も多く。必ずしも面白くはないのだが、攻めていてナイスだった。『装甲騎兵ボトムズ』もそんな作品の一つだ。なんせ、主人公のキリコがクール。アーマードトルーパーと呼ばれる兵器のデザインも世界レベルの傑作で。ストーリー展開は唐突だったこともあったが、なんせ、抜群のかっこよさだった。

Appleがスコープドッグに影響をうけたかどうかはわからない。ただ、Twitterのトレンドに「スコープドッグ」が入り、みんながこの作品を覚えていたことに感動した。

売れると残るは違う。売れなくても(と言いつつ、ガンダムほど売れなかっただけであって、その後もアイテムが投入され続けてはいるのだが)、時代を動かした、残るコンテンツというものがある。『装甲騎兵ボトムズ』を生み出してくれたサンライズと関係者に感謝。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年9月11日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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