意見が違う人同士の議論をいかに成立させるか 田原総一朗ごっこをやって考えたこと

2019年09月19日 14:00

先日、実に濃いメンバーで会食をした。ジャーナリスト安田純平、漫画家・コメンテーター倉田真由美、ブラック企業問題と闘う今野晴貴、性暴力問題を追うジャーナリスト小川たまか、ヘイト問題と闘う梁英聖、元アエラ副編集長・週刊朝日編集長長友佐波子、人権問題と向き合う弁護士伊藤和子、うんこ食ってろの編集者中川淳一郎、くらたまの一橋同期松宮、若き老害常見陽平(すべて敬称略、このあとも)で激論。途中、中川淳一郎は津田大介と電話をし、呼ぼうとするという(名古屋だった)。

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もともとは生還した安田純平を囲んで語りあおうというお誘いを頂き。気づけば人が増えていき。様々なつながりがあり。Twitterにこの写真をアップしたことで、ツイッターでは差別主義者だらけだとか、◯◯さんが◯◯さんと同席するなんて、もう世も末だ的なメンションをもらったが、この連投に意図などをまとめたので読んでもらいたい。

立場や考えが違う人をつなぐこと、これは大事なことだと思う。途中、スリリングな場面もあった。中川淳一郎は今野晴貴と梁英聖は考えが違うと言っていたし。第一、私と中川淳一郎の付き合いは今年で25年になるが彼とはときに口論になるくらい考えがだいぶ違う。でも、お互いにリスペクトしていること、人間として好きであることを確認できた。みんなが肩を組んで写真を撮って、胸がいっぱいになった。

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そんな中で私は議論、対話が成立するように、私だけ酒を飲まない人ということでファシリテーターをやり。

全員そろったところでまずは「ライトニングプレゼンテーション」を。2分強制終了で、スピーチ。Googleのメディア向けパーティーで見た手法で、IT企業、ベンチャーで広がっているようだ。安田純平の3年半の拘束生活も、労働問題に取り組む今野晴貴の奮闘も、ヘイト問題に立ち向かう梁英聖の取組みも、あえて2分でぶった切る。別に発言を制限しているわけではなく、次の会話につながる、と。

その後、私が司会で、議論を仕切るの巻。シリアでの拘束生活、労働問題、ヘイト問題、あいちトリエンナーレ、週刊ポスト、性暴力問題、メディアの問題、ナベツネにもしものことがあった後の新聞界、出身者多めの一橋大学のことなど、ああ、語った、語った。

途中、発言を何度もぶった切ったが、これは公平に発言の機会を設けるためであり、ノリと勢い、場の空気に流されないための工夫。結果的に参加者から好評だったようで嬉しい。

朝生には呼ばれたことがないし、田原総一朗のことを心から尊敬しているわけではないし、向こうも私のことを覚えていないと思うけれど、ポスト田原総一朗のファシリテーション能力を着々と磨くの巻。

そう、手前味噌だけど、とってもよく喋る僕だけど、実はあまり話さない人モードのときはインタビュアー、ファシリテーターとしていい仕事していたりする(自分で言うなという話だけど)。

というわけで、今後はこのように、立場や意見の違う人をつなげること、その間での対話や議論が成立するために少しでも貢献すること、これを自分の仕事にしていきたいと思う。うん。みんな、ありがとう。

最新作、よろしくね。


編集部より:この記事は常見陽平氏のブログ「陽平ドットコム~試みの水平線~」2019年9月19日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は、こちらをご覧ください。

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常見 陽平
千葉商科大学国際教養学部専任講師

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