9月23日(祝)に2人の娘、そしてワイフと共に「Tech Kids Grand Prix 2019 決勝プレゼンテーション」を見に行きました。長女が秋からプログラミングスクールに通うので、ある意味のその出口を見せたいと思ったからです。会場である渋谷ヒカリエには、多くの親子、関係者が集まっていて大掛かりなプレゼンテーションであることがわかります(公式YouTube下記参照)。
1400人から選ばれた10名のファイナリストのプレンゼン。それも小学校4~6年生、正に長女と同世代なのです。多くの観衆の前でのプレゼンテーションは堂々としたものだし、質疑応答の受け答えもしっかりしています。
もちろん、話している中身も面白い。これが、デジタルネイティブと呼ばれる世代なのです。生まれ時からインターネット環境が整い、PCが家庭に当たり前の様にあり、スマホが生活の中心となっています。この世代が次の世の中を変革させて、進化させて行くことは間違いありません。
プレゼンテーションの中身は、病院に通院する際の面倒くささを解決するサービス、ドローンの練習環境を提供するサービス、地元の観光紹介のサービス等、社会課題を解決することに繋がるものです。
子供たちにとっては、社会課題を解決するという大きな思いから発したものではありませんが、自分が困ったことをどうやって解決していくかを考えた末に結果として生まれたものなのです。
彼ら、彼女らには既得権益も、大人の事情も、政治の大義名分も、固定概念もないはずです。この世代にタブーを打ち破り、テクノロジーファーストで変革にチャレンジしてもらいたのです。もちろん、デジタルとアナログの中間世代である僕らも逃げるつもりはありません。ただ、デジタルネイティブが活躍しやすい環境をつくることは僕らの役割だと思っています。
因みに1等賞金は50万円でした。子供たちにとっては多額のお金ですが、これは子供たちが成長するための投資として使われていくのだと思います。来年の決勝プレゼンテーションに長女が参加していることを夢見ています。
編集部より:この記事は多摩大学ルール形成戦略研究所客員教授、福田峰之氏(元内閣府副大臣、前衆議院議員)のブログ 2019年9月27日の記事を転載しました。オリジナル記事をお読みになりたい方は、福田峰之オフィシャルブログ「政治の時間」をご覧ください。