新型肺炎対策で得点を上げつつあるが、自民党の足元は盤石ではない

新型肺炎による死者が100人を超えたそうである。

目下のところ幸いに日本では重篤な患者はいないようだが、香港の医療関係者の話では新型肺炎のピークは4月から5月に来るということなので、中国政府から終息宣言が出るまでいささかも警戒を緩めない方がよさそうだ。

自民党本部(編集部撮影)

今年の通常国会は、与野党を問わず、開会から閉会まで緊張の連続になる、と覚悟しておかれた方がいい。IRどころではない、ということになりそうだ。

習近平氏の国賓としての招聘も、場合によっては見送った方がいい。
中国政府は、新型肺炎の封じ込めのためにあらゆる措置を講じることにしたようだから、海外旅行は勿論、国内旅行も大幅に制限されるのだと思う。

新型肺炎が中国の経済に対して深刻な影響を与えることは必至だが、訪日中国人観光客等を当てにしていた日本の観光地や日本の経済に大きな影響を与えることも必至である。

一日も早い終息を冀っているが、今は最悪に備えた方がいい。
政権を担っている政党は、すべての結果に責任を持たなければならないから大変だ。

何事もありませんように…。


編集部より:この記事は、弁護士・元衆議院議員、早川忠孝氏のブログ 2020年1月28日の記事を転載させていただきました。オリジナル原稿をお読みになりたい方は早川氏の公式ブログ「早川忠孝の一念発起・日々新たに」をご覧ください。